囲碁の醍醐味
将棋のよう駒が一定に並んでいるのは、どうも窮屈に感じる性格なので、
最初から盤上どこにでも(禁止点以外)打てるというのは魅力のひとつだと思います。
広大な土地を自分の好きなように開拓できる心地よさとでも言うか…
まあさすがに相手も妨害してきますけどね(笑)
広い場所のどこかに家を建てるとします。3本の柱が立てば
家は屋根を繕いなんとか形になると言います。その前に柱を立てないように妨害するのが囲碁です。
人間は生きていくために2つ目が必要です。囲碁も生きるために2つ目を作らればなりませんが
相手が作らせないように常時に攻めてきます。
この辺が囲碁の白黒の戦いの面白さです。
あとは大局観(全体を俯瞰)が養われるところかな。たとえ部分的な局地戦を放棄しても全体を見渡した
適切な打ち方をすれば勝負には勝ち得るというところに奥の深さを感じます。
最終的には家を作っても広大の土地を占拠した人が勝ちになります。その勝負は目数です。
戦術よりも戦略を重視したゲームといえるかも知れません。
囲碁はまさに人生と同じで、山・谷・川・崖等があり波乱万丈です。
これらを掻い潜って如何に見える目を二つ作り、
財産(土地)を得るかの人生そのものです。
日曜の午後はNHK囲碁の時間
本木八段 対 六浦七段
解説・藩善氏 司会・星合志保さん
解説者の次の一手の解説
生きるか死ぬかの戦いが①②③④⑤と盤を所狭しと使い果たし勝負は続いた。
凡そ2時間、白番六浦七段の中押し勝ち
≪中押し勝ちとは ➡ 最後まで勝負をしないで途中で負け方が白旗を挙げることです≫
解説者の、勝敗の分かれ目は、この辺でしたか…と②と手で示す。
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