アサガオに小道ふさがれ回り道 (縄)
早朝散歩に出かけた。
新中川に近い、「奥戸交通公園」の中を歩いていた。
新中川土手下に降りた場所ですが、早朝のため誰もいませんでした。
公園から外の通路に出でようとしたときアサガオが目につき、カメラを向けた。
撮り終えて歩道に出ようとしたとき、蔓が伸びて小路をユラユラと塞いでいた。
つるの先端には蕾が出来て、明日にも咲きそうでした。
チョイと回り道をし、脇道から歩道に出た。
奥戸交通公園のアサガオ
職員の方が丹精して蔓をはわせて居るようです。
木に蔓が巻き付いて・・・。
俳句を愛する私たちは、お互いの作品を信頼することを土台としています。
俳句には「類想・類句」という言葉があります。
文字通り、同類の発想・同類の句という意味です。似たような発想の元に、似たような句ができるのは、短詩系文学の
宿命です。ましてや俳句はたった十七音。俳句を作るということは「類想類句」との闘いなのです。
しかし「類想類句」を恐れていては、俳句は作れません。日本中いや世界中で作られている俳句、詩歌すべてを網羅する
データベースを作ることは不可能。そんなことに奔走するのは、本末転倒。
俳句を愛する私たちは、自分の心を表現したくて俳句を作る。
あくまでもそれが第一義です。
「類想類句」は当然生まれます。
だから、俳句を愛する私たちは、他の人とは違った表現、多彩なオリジナリティと究極のリアリティを求めて研鑽し合うのです。
(出典・夏井いっき先生の文)
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アサガオに小道ふさがれ回り道 (縄)
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