toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「コロナ狂騒録」 海堂尊

2023年01月22日 | 読書日記
「コロナ黙示録」の続編。
「コロナ黙示録」と同じく、コロナ過でのいつものメンバー達の活躍を描きつつ政治批判をするという内容。
固有名詞や事実を微妙に変えているので却って分かりにくくなってしまっているし、特に医学的・科学的な内容についてはどこまでが事実なのか判別できない。

村雨が鵜飼に啖呵を切る場面と、白鳥のアメリカでの行動と首相官邸での酸ヶ湯とのやり取りにはスカッとするけれど、よほどオリンピック開催とかが腹に据えかねたのか「コロナ黙示録」にくらべて、ほとんど内容が政治批判になっている。
最後に彦根に色々語らせているけれど、もう少し田口や高階たちにも出番を与えて欲しかったな。

物語と違って国産ワクチンは未完成の中で相変わらず収束しそうにないCOVID-19、東京オリンピックも終わって安保元首相は暗殺され酸ヶ湯さんも元総理になったところで続編はでるのか?


ちなみに第2部の扉のページ、下は【VOI】の誤り。





宝島社

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