toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「貴方のために綴る18の物語」 岡崎琢磨

2021年05月25日 | 読書日記
18の短編が作中小説となって、全体に一つの話になるという凝った構成になっている。
いわゆる額縁小説で、アラビアンナイトと同じような形。

それぞれの短編小説はそれぞれ全く独立していて関連性が無い。
「タレーラン」シリーズが今一歩の感じだったからあまり期待していなかったが、ほぼ思った通り。
比較的良いものも有るけれど、ほとんどがもう一つ何か足りない感じの作品。
その中でも良かったのは「インタビュー」「いじめロボット」「金婚式の夜」の3作。

額縁となる物語は無い方が良かった。





祥伝社

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