ツモ爺のひとり言~アートフラワー~

人生を少し長く生きた一人としての”私のひとり言”を聞いてください。

歳をとりますと・・・

2008年05月23日 20時39分36秒 | ツモ爺のひとり言
よく世間では「歳はとりたくない」という言葉を聞きます。それは、老い先短いということと、健康面でもあちらこちらと悪い箇所が自然に出てきて、気持ちも老込んできます。従って希望を抱くよりは、ついつい悲観的な見方をしてしまい勝ちです。

私が少年の頃、私の祖父母は口癖のように「南無阿弥陀仏」(なむあみだぶつ)を唱えていました。そして、お寺参りをしてお話を聞くのが楽しみのようでした。つまり、現世の苦労もやがて終わり、あの世の阿弥陀様に抱かれることを楽しみにしていたのではないかと推察します。ですから案外明るい生活をしていたように思います。

ところが現代はツモ爺も含めて宗教心が甚だ薄いのです、科学も発達して、あの世をあまり信じなくなりました。ですから昔の人たちより心は苦しむのではないかと思います。

せめて、身体の動くうち、もちろん頭も働くうちは明るい希望の方を向いて生活しなければなりません。しかし、人生の最末期はおそらく前述のように宗教心がない分苦しむのではないかと今から心配しています。