ツモ爺のひとり言~アートフラワー~

人生を少し長く生きた一人としての”私のひとり言”を聞いてください。

こんな言葉にしびれました

2007年07月13日 18時51分14秒 | ツモ爺のひとり言
綾戸智絵さん、大阪出身のジャズシンガー、ご存知の方も多いと思いますが、彼女が喋っている言葉の中にこんなことを言っていました。

綾戸産さんは母親から「生きていれば何かがある。時代と実力とチャンスがピタッとはまる時が必ず来る」この言葉に私はしびれました。人間が世の脚光を浴びるのには偶然性があり、実力を持っていても必ずしも世に受け入れられとは限らないからです。

彼女はアメリカに渡りビザが切れると帰国。そしてアルバイト。資金が溜まると再びアメリカへ。そしてジャズクラブへ。という生活の繰り返し。「元祖フリーターというか、フリーターという言葉が無い時からフリーターをしていました」

というように、ピアノの先生、歌の先生、バァイオリン製作の手伝いその他手当たり次第30種類を越す職業、結婚、出産、そして離婚その間に一子をもうけており、さらに二度にわたり乳がんの手術と波乱の人生だった。

ところがあるジャズクラブで彼女の歌を聴いた人物が「本物だ」と判断して1998年、40歳でCDデビュー、随分と遅咲きのシンガーです。

40歳にして始めて「時代と実力とチャンスがピタッとはまった」わけです。せっかく実力を持ちながら途中で腐る人も多いわけです。実力の上にさらに磨きをかけて何時か世に出る日を待ちたいものです。