戦争って…

ウクライナとロシアの戦争でもウンザリだったのに今度はガサ地区とイスラエルの戦争。
病院にミサイルが落ち沢山の方が亡くなられ、その映像は見ているだけで悲しくなって
しまいます。

ワタシはこの映像を見た時、父の事を思い出しました。
父の下腹部には枯葉を貼り付けたような茶色い引きつった傷跡がありました。
子供だったワタシが「これは何？」と聞くと
第二次世界大戦中15歳だった父は盲腸になり手術をしたのですが
その翌日に父が入院していた病院にアメリカ軍の爆弾が落ち
父の母（ワタシの祖母）が15歳の父を背負い防空壕まで逃げたそうです。
その時に手術した盲腸の傷が開いてしまい、こんな酷い傷になってしまったと話してくれました。
何とかそれ以上酷い事にならなくて済んだのは、それから毎日看護師さんがガーゼを取り替えに
来てくれたからだと言っていました。

当時の祖母は35歳位。
決して小柄ではなかった15歳の父を背負って逃げたのは必死どころではなかったと思います。
防空壕に落ち着いた時、もう一度病院に戻って取りに行きたい物があると言ったワタシの祖母を
「行ったらアカン！危ない！」と一生懸命止めたと父は言っていました。

民間人が酷い目に遭うのが戦争や！せやから戦争はしたらアカン！と
話してくれました。

最近のニュースでその事を思い出しましたが、ガザ地区もイスラエルもお互い誤爆だとか
ハッキリせずなんか卑怯な気がします。
ムリでしょうけど戦争をすると決めた人間の身内から戦場の前線に行かなければならないと世界的な
法律で決めて欲しいと思います。
そうすれば少しは戦争も減るのでは…

戦争のニュースは本当に悲しいです。