ゆっくりと山登り

登山、写真、その他日々のことなど

徳本峠と上高地・焼岳 2013年7月 徳本峠編

2013-07-20 14:14:40 | 北アルプス

2013年7月12日

今回は霞沢岳に、焼岳、

どちらも北アルプス南部の山の中では登り残していて、機会をうかがっていた山です。

カミさんとの連休の自動車争奪戦に敗れたため、今回は電車です。

「どうせ下山してからビールが飲みたくなるんだからちょうどいいじゃない」という言葉に

反論できない・・・

当初は島々谷からの徳本峠越えを考えていたんですが、

今回は安直な上高地からのアプローチに切り替えました。

 

ということで12日の朝のスーパーあずさに乗って、松本からバスに乗り換え上高地へ。

お約束の河童橋と穂高

 

まだ連休前日ということでそれほどでもありませんでしたが、

明日からは混雑するんだろうな~。

 

それにしても西穂はかろうじて見えていますが奥穂の向こうは雲の中。

梅雨明け後にあれだけ天気が良かったのに、三連休にかけて下り坂とは・・・

 

それでも青空の六百山を見上げ、明神への道を進む。

 

川の流れが気持ち良い。

そういえば夏の上高地は何年振りだろう。

ブログを始めてから、2月と5月の連休は来ているんだけれど

盛夏の上高地は本当に久しぶりだと気が付いた。

 

 

てくてく歩いて間もなく明神へ

 

 

 

上流には長壁山から蝶ヶ岳への尾根がのびている。

 

 

後方は西穂高

 

 

上空の雲の流れは速い。夕立が来るかもしれない。

その前に峠に着くといいな。

 

 

この季節、上高地の花は少ないけれど、モミジカラマツはあちこちに

線香花火のような花を咲かせていた。

 

 

峠道の分岐です。

 

ここからしばらくは、車も通れる(もちろん一般車は入ってこれませんが)幅広い道が続く。

 

 

 

センジュガンピ

 

標高1600mぐらい、ここいらのサンカヨウは実になっていました。

 

 

 

木の橋を渡ると細い山道になります。

 

それでもよく整備された道は歩きやすい。

少しずつ斜度を上げながら峠に近づいていく。

 

 

 

 

谷間深くに入り最後の水場。

峠のそばには水は無いようなので、ここで水を3L補給。

 

 

だいぶ高度を上げてきました。

 

 

主稜線の縦走路と合流。

峠はもう間近です。

 

・・・到着。

峠の小屋はこじんまりとしたたたずまい。

 

 

さっそく小屋の前にテントを設営。

 

 

小屋の前でまったりと食事。

今回、カップヌードルライスを導入。箱はかさばるので、ビニール袋に入れ替えてきたけど、

コッヘルでも簡単に作れるし、なかなかイケる。

 

 

しばし風景を眺めながらウィスキーなどちびちびやっていると

小屋から出てきたおばさんに、コンサートがあるから

ぜひ来てくださいと声をかけられた。

 

ランプのともる小屋、新しい木の感触もさっぱりとしていい感じです。

 

 

やがて宿泊客が集まってビオラダガンバの演奏が始まった。

曲目はいろいろあって、どれも山小屋の雰囲気になじんで良い気分になれたけれど

自分の好きなバッハの無伴奏チェロ1番のプレリュードが流れた時はちょっとジーンときた。

山の中で触れる古楽器の音色に、宿泊客一同じっくり聞き入る

望外の良いひと時でした。

 

 

夕日を拝みに外に出てみたけれど、やっぱり雲が多い。

どうやら明日は雨になりそうだ・・・

 

 

続く

 



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