夜叉神峠からしばらくは樹林帯を登って行きます。
薄暗い針葉樹林の隙間から望む富士山
深い森の中で倒れ、朽ちていく木
その一方で、小さな木が次の世代を担うべく
競い合うように背伸びしています。
しばらくすると森が途切れ明るい尾根道になります。
かつての山火事の後だそうです。
例によって青空の中の飛行機雲。
正面には白根三山が堂々と聳え立ってます。
北岳
バットレスの荒々しさを、着物の袖で隠すように、
気の強さと上品さを備えた貴婦人
間ノ岳
ゆったりとおおらかな稜線に
包容力を感じさせる
農鳥岳
二つの峰に毅然とした意志と
複雑さを秘めて・・・
山道を覆う雪が次第に厚みを増して
やがてすっかりと雪で覆われた斜面を登っていく
苺平の道標
千頭星山への方向はトレースもなくひっそりとしていました。
辻山を大きくトラバースして
ようやく南御室小屋につきました。
ここで昼食にします。
小屋の裏手には、おいしい水が流れています。
南御室小屋からさらに樹林帯をしばらく進むと森林限界を超えて、
花崗岩とその風化した砂の明るい風景に変わります。
来たりし道を振り返れば夜叉神峠は遥か彼方
小さなピークを越えていよいよ薬師岳が正面に現れました。
その手前に今夜の宿、薬師小屋
まだ雪にうずもれています。
続く
僕は3年前の夏場、テント担いで上がりましたよ!南御室泊まりでした。小屋もはっきり覚えてますが、雪だらけで随分風景が違って見えます。
途中、リーダーとはぐれてテンパっちゃった思い出があります。未だにちょっとトラウマになってたりします...
(ヤツはテント無いので先行しまくりでして;;)
下山は御座石側でしたか?
あそこの鉱泉は建物はアレでしたが、鉱泉はなかなかでした~。
(この時期はやってるのかな?)
南アのスケールの大きさが感じられます。
今回もtrekker-kさんの健脚が充分に発揮された様ですね!
アルプスには憧れますが体力が・・・
一度は歩いてみたいです。
今回は夜叉神峠下に車を置いての往復でした。次に行くときは御座石か青木の鉱泉にもよってみたいです。
決して健脚というわけではなく、写真を撮りながらのんびりと歩いています
私も決して体力のある方ではありませんが、アルプスの風景はしんどい思いをするだけの価値は充分あると思いますよ!