ゆっくりと山登り

登山、写真、その他日々のことなど

笹子雁ヶ腹摺山 2012年4月 前半

2012-04-17 22:07:59 | 奥多摩・奥秩父・その周辺

速報は笹子雁ガ腹摺山となっていましたが、
国土地理院の地図は笹子雁ヶ腹摺山となってました。
山の名前に「が」が入っていると、「ガ」か「ヶ」どちらかで悩みます。



2012年4月15日

早朝の中央線で西へ。
車窓から見える桜の花、高尾あたりが調度満開。
都心では青空だったのが山が近づくにつれて雲に覆われてきました。
今日は晴れるはずですが、ちと不安。






笹子の駅で降りたのは10名にも満たなかったか。
近くには滝子山や本社ヶ丸もあるので、
同じ山に登る人はいるのだろうかと思いつつ
国道20号を笹子トンネルの方向へ歩いていきます。


笹子駅のあたりで標高600mほど
高尾山の山頂と同じくらい。
ここの桜はまだ3分咲き程度か










途中本社ヶ丸に向かう道を分けて






さらに国道を進むと大きくカーブした先に笹子雁ヶ腹摺山の登山口があります。







直ぐに静かな杉林に入ります。










昨日の雨の名残か・・・
若い芽につく水滴







小さな水玉をちりばめた蜘蛛の巣






杉林の急斜面のぐいと登ると






落葉樹の尾根に出て








鉄塔の下へ








今日の山は富士山や白根三山の展望が売りですが
ずっと白いガスの中、果たして晴れてくれるのか・・・








植生は一旦松林に変わり
さらに登ってゆきます。












高度を上げるにつれて、少しずつ周囲は明るくなっているように感じ、
自分の影さえ地面に映るようになってきました。
どうやら高空までべたっと厚い雲というよりは、
ある標高までを覆っている雲海の中にいるのでは?
問題は目指す頂上が雲海の上か下かということで。


高度計をにらみながら歩いていくと1200mを過ぎたあたりから
青空!







頂上直下の反射板にたどり着くと
どうやら雲の上に出たようです!







そして、そこで後ろを振り返ると・・・






見えました!


気分は一気に上昇
足取りも軽く頂上へ到着











流石に秀麗富嶽十二景の一つ
雲海広がる谷間の向こう、御坂の山の上に頭を出す富士山が見事








そして雪をかぶった白根三山







さらには八ヶ岳まで







ここでのんびりせずにはおれません。
未だ時刻は早いのですが、カップラーメンを食べてしまおう







登っている間は誰にも会わない静かな旅でしたが、
面をすすっている間に後ろから登ってくる方三名ほど
(いずれも単独行さんです)
皆さん富士山の姿にご満悦です。



続く