ゆっくりと山登り

登山、写真、その他日々のことなど

大蔵高丸の夜明け

2010-12-06 23:08:45 | 奥多摩・奥秩父・その周辺
2010年12月5日


前日の良い天気に気を良くし、ランチの後ザックに荷物を放り込んで車を走らせました。
大菩薩南部は富士山のビューポイントが多数、南アルプスの展望も良く
快晴の日に朝を迎えるには絶好の場所です。

中央高速大月ICをおり笹子トンネルを抜け甲斐大和駅近くで湯の沢峠への道に入り北上します。
真っ暗な夜道ですが峠の手前500mほどまでは舗装されており問題なく峠へとたどり着きます。
標高を上げるにつれ外気温は下がってゆき、やがて氷点下に。
先日の雨の名残の水たまりも凍っています。

駐車場の先客は2台。
車を止め、傍らのスペースにテントを張りました。
例によってビールを積んできたのですがさすがに寒い!
ワインか熱燗が良かった

月の無い夜、久しぶりに降り注ぐような夜空の星。
三脚出して長時間撮影してみましたが・・・ピンボケだらけ
だいぶ目の老化が進んできたようで、夜のファインダーは苦手になりました。

シュラフに潜り込んで眠りにつきます。
その後夜間に到着した車数台、そのたびに浅い眠りから覚め時計を見てはまた眠る。

山頂で朝を迎えるべく、5時に起きて軽く食べ物を口に入れ
歩きだしたのが6時ちょっと前。
既に東の空は白んできています。






峠からはしばらく草原、その先大蔵高丸へは気の間を縫って登ってゆきます。
丹沢の方角、オレンジ色に染まる空
夜明け前のこのグラーデーションが好きです。





駐車場からは、大きなカメラザックを担いだ人が間をおいて出発しています。

山頂に着くと間もなく日が昇り始めました。

富士山に向かって並んだ数台のカメラ、一斉にシャッターの音

















南アルプス連峰

















そして八ヶ岳






日が昇るにつれススキの穂が輝き、周囲が明るく光っています。

黒岳と雁ヶ腹摺山














そうして30分ほども経ったでしょうか。
やがてオレンジ色は淡く消えてゆき、空は明るい青に変わてゆきました。


夢中でシャッターを切っていた人たちはカメラを収め
早々に峠に下ってゆきます。
本当に皆さん富士山がお目当てだったんですね。

私はせっかくですから草原と枯れた森のハイキングを楽しみます。
霜で凍りついた道を南へ向かって歩き始めました。






続きは土曜日になるかな・・・