翌日・・・結果としてこの日は
このような素晴らしい日になるのですが
ご来光を期待して4時に起きたものの、
窓の外はこんな具合。
がっかりとした空気が小屋の中に漂いました。
相変わらず風は強い
雪庇の先の風の流れ、分かるでしょうか
それでも天気予報通り、雲が薄くなっていくのが感じられます。
ノイズだらけですが、わずかにオレンジに染まった燕岳
太陽が上がってきたようです。
かぶった雲のカーテンが少しずつ上がっていき
遠くの山が見えてきました。
小屋の前に出て雲が晴れるのを待ちます。
安曇野の方向からはまぶしい光が差し込んできます。
ようやく顔を出し始めた裏銀座の山々
三ツ岳から烏帽子岳に連なる稜線
野口五郎はなかなかベールを外してくれません
彼方に烏帽子岳の尖がりが見えます
そして高瀬川源流、水俣川を二つに分ける鋭い岩稜、
北鎌尾根の上を覆う分厚い雲も
飛騨側から押し寄せる空気の激しい流れの中で少しずつ消えてゆきます。
見え隠れしつつも次第に明確な姿を現していく槍の穂先を見て、
小屋の前にたたずむ人たちから歓声が上がりました。
燕岳も青空の下でまぶしく光っています。
次々に山頂目指して出発するパーティ
私も遅ればせながら準備を始めました。
まだ続く・・・