ゆっくりと山登り

登山、写真、その他日々のことなど

乾徳山 2009年5月 その1

2009-05-24 20:54:20 | 奥多摩・奥秩父・その周辺
2009年5月23日


記憶をたどる山旅 

乾徳山はおおよそ30年ぶりです。
高校時代はたびたび出かけた山でした。

かすかな記憶をたどりつつ徳和の集落を歩き始めました。
集落の風景にはほとんど記憶がありません。

最後にここを訪れたのは高校2年の秋。
ひとりで友達に借りたテントを担いで、夕方ここを歩き始めました。

銀晶水の水場
あたりに苔と小さな緑の草。




さらに森の中を淡々と登っていくと錦晶水。
かつて、この水の流れの脇にテントを張って一人で一夜を過ごしました。
記憶にある風景とはどうも一致しないのがもどかしい。





錦晶水を過ぎると、道は一旦なだらかになり、国師平です。
月夜の晩にたった一人でここを歩いたことがありました。
真夜中の山道、不思議と心細くもなく
静かな気持ちで歩いていたことを思い出します。





国師平の明るい森を楽しみながら歩いていると
前方を横ぎる影・・・

森の中を目をこらしてみると鹿が二匹。
向こうもしばらくこちらの様子をうかがっていましたが
やがて森の奥に消えてゆきました。






新緑の空に飛行機雲




明るい緑の木が点在するカヤトの斜面を登っていくと・・・




背後に富士山が現れました。




そしてミツバツツジの咲くかなたに白根三山。




扇平ののびやかな稜線からは、素晴らしい展望が広がります。




明るい稜線の中に月見岩がどっしりと横たわる。




草原の向こうに、大菩薩連嶺






広々としたカヤトの原にポツンと立つ木。



前方に聳える山頂に向けて歩き始めました。





続く