朝日新聞の連載小説「また会う日まで」が8月から始まっています。
第1章 終わりの思い
第2章 海軍兵学校
第3章 練習艦隊
第4章 第七戒
第5章 海から陸へ、空へ
が12月31日の30回の連載で終わった。
この章は、艦隊勤務の海から、海軍大学校の陸上勤務、そして
海軍水路部勤務で潮汐と天文を行なう空へ。かな
艦隊勤務での暴力行為はキリスト教徒ととして許されるものでなくこれも一因か。
海軍大学校のある築地。
日没に始まる薄明を天文学者は三段階に分けて、市民薄明、航海薄明、天文薄明と呼ぶ。
それぞれは太陽が地平線から何度まで下がったかで定義される。
太陽高度とは、太陽の中心位置と地平線との角度
- 市民薄明:太陽高度-50分~-6度。
- まだ十分に明るさが残っていて、人工照明がなくても屋外で活動ができる明るさ。
- 「50分」は太陽の視半径「16分」に、地平線付近の大気差「34分」を加味した角度であり、
- これだけ地平線の下に入っている時が日の出・日の入り(太陽の上端が地平線に接した時)
- ということになる。
- 航海薄明:太陽高度-6度~-12度。
- 海面と空との境が見分けられる程度の明るさ。
- 天文薄明:太陽高度-12度~-18度。
- 6等星までを肉眼で見分けられる暗さになる前の明るさ。
- その後は真の夜だ。
- 六分儀と精密時計を使って、水平線が南に見えるところ、海軍の敷地の南端での値。
- 北緯 35度39分34秒
- 東経 139度46分9秒
- 旧築地市場付近