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エセ科学・見分けるための七つの基準

2014-01-10 23:01:23 | その他
朝日新聞のオピニオン欄に「声」(投書欄)、「川柳」等の投稿コーナーがあります。
同じ紙面に「社説」のコーナーもあります。
時折、編集委員の「記者有論」のコーナーもあります。
1月8日(水)の記者有論では、編集委員の高橋真理子さんが記事が掲載されていました。


「エセ科学 見分けるための七つの基準」
冒頭に、
「こうすれば放射能を除去できる」と、手軽な方法を売り込む人たちがいる。たとえ科学の
常識からかけ離れた方法でも、「これまでの科学ではできなかったことです。」と説明されれば、
「新発見かも」と思うのが人情だろう。
売り込む人たちは、たいてい科学用語を使う。発明者に立派な肩書がついていることも多い。
筋道の通らない主張は科学ではない。普通は「エセ科学」と呼ぶ。
両者を見分けるのは案外難しい。エセ科学がなくならない理由である。
インドネシアの環境ジャーナリストの考えた、科学とエセ科学の対比表です。

・「新しい証拠があれば喜んで考えを変える⇔考えを変えない」
・「同僚(同じ分野の研究者)同士で情け容赦のない評価をする⇔同僚同士の評価はなし」
・「すべての新発見を考慮に入れる⇔都合の良い発見だけ選ぶ」
・「批判を歓迎⇔批判を陰謀とみなす」
・「証明可能な結果⇔再現性がない」
・「限定された有用性を主張⇔幅広い有用性を主張」
・「正確な測定⇔おおよその測定」
「科学」⇔「エセ科学」である。

この対比表を使い、科学の中身に詳しくなくても、エセ科学かどうか判断できそうだ。
項目のすべてについて判定できなくても、いくつか当てはまればエセ科学の可能性が大だ。
くれぐれも騙されないように。