岩沼市の三角点を終えましたが、関連のある標石があったので、取り上げます。
2008年11月9日、孫の七五三宮参りに宮城県岩沼市にある竹駒神社に行った際、
参道の道端に陶製の方位標がありました。
「方位標」の設置の目的等について「標石ネットワーク」に投稿したところ。
標石研究家の上西勝也様から
方位標は一般的に方位観測のための補助的な基準点ですが森林地帯や広大な平野にある
三角点や多角点で他の三角点や多角点との視通が得られない場合に方位の基準を与える
ために設置する標石です。
[川口京村:測量法解説 全国加除法令出版 1963 p113]
実際の使用例として、四等三角点で観測すべき相手の三角点まで平地で見通しが得られ
難い場合、三角点や多角点に割り込んで節点に設置されたことがあります。
標石研究家の舘沢省吾様から
岩沼市竹駒神社の方位標について、国土地理院に聞いてみましたが、資料はありません
でした。岩沼駅の周りには多角点(現在廃点)が数ヶ所設置されております、それらの
方位標ではないかと推測しております。なお、阿武隈川堤防に設置された方位標の点の
記があるそうです。
とご教示いただきました。
廃点となった多角点の点の記が2座あり、現地調査したが道路拡幅等により亡失となった
と思われます。
国土地理院では、1995年11月20日不明となっています。
二等多角点「14516」岩沼市南長谷字根方12先
二等多角点「14517」岩沼市南長谷字玉崎19-1先

【岩沼市・竹駒神社参道】

【参道の角に方位標があります】

【陶製方位標】
直径6.6センチメートルの陶器標がコンクリートに埋め込まれ
「方位標 + 基本 建設省国土地理院」の文字が青色で焼き付けられています。
方位標の位置(概略)
北緯: 38度06分17.8秒
東経:140度51分46.8秒
次回から、宮城県亘理郡亘理町の三角点を取り上げます。
2008年11月9日、孫の七五三宮参りに宮城県岩沼市にある竹駒神社に行った際、
参道の道端に陶製の方位標がありました。
「方位標」の設置の目的等について「標石ネットワーク」に投稿したところ。
標石研究家の上西勝也様から
方位標は一般的に方位観測のための補助的な基準点ですが森林地帯や広大な平野にある
三角点や多角点で他の三角点や多角点との視通が得られない場合に方位の基準を与える
ために設置する標石です。
[川口京村:測量法解説 全国加除法令出版 1963 p113]
実際の使用例として、四等三角点で観測すべき相手の三角点まで平地で見通しが得られ
難い場合、三角点や多角点に割り込んで節点に設置されたことがあります。
標石研究家の舘沢省吾様から
岩沼市竹駒神社の方位標について、国土地理院に聞いてみましたが、資料はありません
でした。岩沼駅の周りには多角点(現在廃点)が数ヶ所設置されております、それらの
方位標ではないかと推測しております。なお、阿武隈川堤防に設置された方位標の点の
記があるそうです。
とご教示いただきました。
廃点となった多角点の点の記が2座あり、現地調査したが道路拡幅等により亡失となった
と思われます。
国土地理院では、1995年11月20日不明となっています。
二等多角点「14516」岩沼市南長谷字根方12先
二等多角点「14517」岩沼市南長谷字玉崎19-1先

【岩沼市・竹駒神社参道】

【参道の角に方位標があります】

【陶製方位標】
直径6.6センチメートルの陶器標がコンクリートに埋め込まれ
「方位標 + 基本 建設省国土地理院」の文字が青色で焼き付けられています。
方位標の位置(概略)
北緯: 38度06分17.8秒
東経:140度51分46.8秒
次回から、宮城県亘理郡亘理町の三角点を取り上げます。