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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

早速の盗掘

2016-06-12 | 小人閑居して憮然
 駐車場からフイールドに入る脇斜面に10本ほど開花していたササユリがあったはずなのに何か寂しい。獣道ならぬ分け入った跡を辿って点検したらあったのだ…盗掘痕が。
 ササユリの球根は小さく浅い部分にあるから掘り盗りは容易である。変色した花弁が残っていただけで本体は消えている。こんな事なら人工授粉して花弁を外しておけばよかったかと悔やんでも後の祭りだ。もしやと思って足を伸ばし確認に行ったヤマユリも消えている。
 保全活動の結果、数や種類を増やしてきた里山の動植物も、結果として盗られ捕られる対象にしてしまった様なもので我らも同罪みたいな感もする…。まあ都恥事の様な毛では無く針の生えた心臓が欲しいこの頃だが脈も強力に「毒君、毒君」と打っているのだろうなあ。

今日のトンボ 探訪「結局は正体不明」

2016-06-12 | 小父のお隣さん
 まあ、いつも通りの展開で、身近なところでも宇宙の深淵部のようなブラックゾーンはあるものなのだ。ズングリした体型、傷んだような翅色だが傷みでは無く半透明のように見える。、体色も見慣れないトンボだった。ハラビロトンボなのかと思ったものの一致するようには見えなく、結局は不明となってしまった。
 

仮住まい安き事なし

2016-06-11 | 大震災
 残り花抜け歯の櫛へ仮設過疎

 申年や春には仮設また移り

 膨れ見ゆ蕾消し去り浪来た日


 避難所に安き事無し母と姥乳房出せぬし寝床軒下

 瓦礫なる我が家の陰で白湯飲めば独りとは言え安らぎの刻

 あの時は雪降る時の濡れそぼり今は雨打つ緑の郷で

今日のトンボ「キイトトンボ出た」

2016-06-11 | 小父のお隣さん
 泥水池にキイトトンボが出た。初見には珍しく三匹が近くにいた。注意を払って眺めると成熟度合いが微妙に異なる。体色の黒い部分は羽化当日に現れるのかどうなのか…。成熟までの色調変化は当然のごとく小生の認識外であるけれど無害でもある。
 チョウなどは一頭、二頭と数えるものだそうだが小生的には「匹」がしっくりする。
           ➡  ➡ 

クロスジノメイガか?

2016-06-10 | 小父のお隣さん
 林道わきの草むらから飛び出してきた交尾中の蛾。わざわざ人目につく場所に出なくても良いものを…と思ったものの当事者は当事者なりの事情があったに違いない。まあ、人間界を賑わしている情事とは事情が異なるのは間違いない。
 交尾を記録した訳でもないのだが、何せ初めて見た蛾なのであって、三角翼のジェット機をほうふつさせる。写真対照でクロスジノメイガと思えるが同定出来ても出来なくても問題は無く、どうせ小生は童貞とは程遠いのである。

蓄養箱を作る

2016-06-10 | 何よりの楽しみ
 そろそろカブトムシが姿を見せる頃だろう。周囲のクヌギも大きくなり、昨季は多くのカブトムシに樹液を提供してくれた。特に吸汁された樹の幹はニキビ跡の様に木肌がすさんでいる。昨季の小生はカブトムシの採集などしなかったのであるが、今期は目に留まった分だけ採集し、おチビちゃん達と遊ばしてやろうと思い立って一時保存の蓄養箱を制作した。
 プラスチックのコンテナをベースに内側には鉢底ネットを張り巡らし、底は浅い箱にして湿度が保たれるように工夫、餌置台はホルソーで孔を開け、この中に昆虫ゼリーを差し込む仕掛けである。屋外放置型なのだけれど、現実は襲う四足が数種類居るから道具小屋の中に置く事になろう。
            完成形      腐葉土を入れた

食物連鎖と言うけれど…

2016-06-09 | 感じるままの回り道
 蜘蛛の巣に掛かった蛾にヤマトシリアゲが群がっていた。このヤマトシリアゲを知ったのは数年前にヒオドシチョウが大発生し、至る所で蛹を見られる状況になった時だった。
 蛹の大部分に近い数が、このヤマトシリアゲの食害にあった。弱肉強食、生きるために頂きますの世界だとは承知していても、トンボや蜘蛛が捕食している姿と比較すると心証は悪い虫である。きっと動けない蛹を大量虐殺していたのが初見だから、それが遠因なのかもしれない。
 この世界だけでなく、あの世界にも尻を上げ蛹に集っている虫が引きも切らない。

陣笠道を極める

2016-06-09 | 性向有毒の翁なれば
 当事者は甘利にもニギニギ能く忘れ     現代ことわざ

 支出でなく資質である               第三者吐民

 納得感無くもお得感増すぞえ!        代参者ムジナ

 イクーッ休欲しかったスッ             健 助平

 エリカの鼻散るとき無し              西田佐知子

 合コンが婿殿の活力です             必落仕事人

 カラスなぜ泣くの…記憶に無いから      Go! 窮偽員

 衣の下はお爺ちゃまの呪い           金神像

 「鉄壁!デジタル模範答弁集」         舛添出版 

※トロル小父評 
 「代参者ムジナ」は見るからに、その風体であった。先人の喝破「煮た者同志」「累は供を呼ぶ」その通りだ。

  暗唱続け米憑きバッタ面従腹背で再起動 ハア コリャコリャ  要一    

終わりが無い…

2016-06-08 | 今日は真面目に
 拠点への緩傾斜の迂回路、樹木が育ち鬱蒼としてきた。それはそれで構わないのだが通路が乾燥しなくなり歩きにくい事この上ない。樹木も実生幼樹の密度に近いからヒョロ長風で健康体で無くなった。
 この道で一輪車を用い用土を運びたいから間伐を行ったのだが、これが結構な作業量になってしまった。道だけでなく林と言う一塊を考えると間伐範囲が広がってしまったのだ。結果的には上部の植栽したい部分の地拵えまでする羽目になった。地拵えした部分は植栽数本程度の面積だが、もう拡大造林する程の作業量は確保も維持も出来なくなっているので丁度良い。まあ、自分で責任を持って保育できる範囲と量はこんな程度だ。
 しかしながら少ない面積とは言え間伐し地拵えの後、数本でも植栽していけば、おのずから林は姿を現す。キビタキ、ウグイス、サンコウチョウ、ホトトギス、ハルゼミなど、汗を拭うたびに耳に入ってくるさえずりを聞くと少しは役に立っているという感覚がある。
               照度回復        上部の地拵え

モリアオガエル

2016-06-08 | 小父のお隣さん
 エノキの若木に登り始めたモリアオガエルが目に留まった。一枚撮影しようと接近すると幹を回り込んでいく。逆回りに回り込みケータイを向けたが嫌なのは嫌なのだ。表情が不愉快に見える。眼球の金色はいつ見ても美しいが写真の位置は縦なのだが横にしないとアップロードできないから横位置にしている。簡単な事だろうに制約とは面白い。

これには胸キュン!

2016-06-07 | 小父のお隣さん
 林縁のトラノオやハンジョウヅルの種子などを眺めていたら偶然目に留まった幼虫である。チョウにしろ蛾にしろハバチ類にしても幼虫に胸キュンとなるほど親愛の情を感じないのだが、これには一見して降参しました、である。
 綺麗、可愛い、素敵、この際だからアイドル並みに何とでも言おう。透き通るような緑の体色、チョンと突き出た二本の尾、それにもまして頭部の斬新なデザイン、アバンギャルド、いいえ、アッハン・ギャルと言いたいくらいにナイスなオスプレイ、いいえデスプレイなのだ。初めて見た幼虫だから種類の見当もつかない。いつも通り撮影しネットで検索してみたらクロコノマチョウの幼虫と判明した。
 親子の間でこれほどかけ離れた印象のあるチョウだったとは驚き桃の木山椒の木である。
            全身像       頭部と卵殻か?

今日のトンボ「オオアオイトトンボ出た」

2016-06-06 | 小父のお隣さん
 トンボ池見回り中にオオアオイトトンボを発見した。今季1号の個体である。池の法面にマユミが枯れずにあったころには枝に群がって産卵するのを観察できたが、昨年はその木も消失していた。産卵したとすればモリアオガエルが産卵する柳の大木の枝先になるが、高さは3mもある。産卵行動したとしても気づかない高さだが、こんな高みに産卵するのだろうか小生は知らない。

惜しみなく奪う

2016-06-06 | 小人閑居して憮然
 写真のクワノキが一番痛めつけられていた。クワの実欲しさに枝を下げ過ぎた結果、戻らなくなってしまった。下側の小枝は切り取られている。
 子ども達に摘み取らせたい気持ちは分からないでもないけれど「やり過ぎ」としか思えない季節の風物詩、いいえ憤慨姿なのである。採取する側は自然の恵みと思っているかどうか知らないけれど、実生樹の成長を見守りつつ、結実したら優良樹を残すように選抜し、大きくなれば萌芽更新させ樹形を小さくするなど手間暇かけて育てている野生の果樹でもある。
 「丁度良いところにある」事自体が手間暇かけた結果なのであるが、それはともかくとして、もう少し大切にして欲しいと思うのは小生の欲目だろうか。

今日のトンボ・探訪「トラフトンボかなぁ…」

2016-06-06 | 小父のお隣さん
 案内板の絵と似ていたから「トラフトンボ」と見当をつけただけなので全く別種かもしれない。眺めていて「日光東照宮」を連想してしまった。明るい色合いでは無くても派手な印象を受けた。逆光気味で色調が暗めになってしまったから体色の色合いが見えにくいけれど山吹色の紋様は察知できるだろう。
 少年時代、郷里で知ったトンボは10種にも満たないが、フイールドだけで30種が記録されているという事実を考慮すると実際は10種を上回る種が居たのであろう。今となっては確かめられる環境では無くなった。
 どちらにしろ日本に分布するトンボ科は50種台らしいのだが、日常観察されるトンボの判別がこんなに難しい事だったとは想いもしなかった。

客土が仇に…

2016-06-05 | 小人閑居して憮然
 もう憤懣やるかたない…が身から出た錆。粘土質の浅い表土で成長が悪い幼樹とこれから定植する場所に山の赤土を客土した。腐植質などない掘り出した赤土だから、よもや猪の被害を受けるとは思わなかったのだが一夜明け現場の確認をしてガックリである。
 栗とプラムの幼樹は無残な形になっていて、植樹予定の土盛りも崩されている。またもや折られてしまった二本は過去にも被害があった樹で、復活しようやく背丈を超えるまでになったのに再度振出しになってしまった。
 冷静に分析してみれば「腐植質の無い赤土だから大丈夫」と言う予断と油断があった。今まで植栽の度に掘り返され引き抜かれ折られているので骨身に染みているはずなのだが、希望的観測がこの結果を導き、これではリスクマネージメントは落第である。
  植え付け予定部   栗の幼樹   プラム幼樹