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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

雨の日の沼は泥沼、足が抜けない執着地獄・・・

2025-05-29 | 何よりの楽しみ

 もういい加減でワッパカにしたいのだが我が体内に巣食う虫に操作されて止められない。カマキリに寄生するハリガネムシは成熟すると宿主を水辺に誘導させる能力を持っていると聞いているが我が体内にもハリガネムシならぬオハリコムシが寄生しているやも知れんけれど水辺に誘導はせずミシンに誘導する能力があるようなのだ。この日、前日夜半からの大雨警報が出ておりフイールドへの出勤は出来ないと判っていただけに虫の発奮は強かった。午前三時、小用に起きたけれど寝付かれず、結局はミシンの前で大用を開始する手太楽と相成ったのである。

 タスクは「集大成として縫い目をテープで隠した上質感のある帽子」それも「男児、女児、ママをイメージしてつくる」のにあったのだ。まあ、全ては端切れからとなるので不足が出ないよう、また余って無駄にならないように心がけた結果はほぼ満足したものの帽子の縁かがりに使うバイアステープが5cmほど足らず別色を加えなければならなかったものの、それほどの違和感は無くまずは上出来!。

 子ども用はキャラクターデザインの端切れを用いたのだが作ってみると幼児向けの雰囲気になって小学生程度を対象とすると幼い感じもするがまあ、細かい事は考えず、これで漸くやが体内のオハリコムシも満足されたようである。このデザインでの帽子製作は20枚に及んだけれど姉に送り付けた分は茶のみ友達が貰っていったそうでとりあえずは役に立って祝着至極であるものの執着地獄の結果でもあるから少々複雑だ。

 とは言え手慰みが消えてしまい妄想のバージョンに切り替わりそうなのだが人生、病あり他人ありであって全ては動的平衡の中で時を重ねるのである。つらつら妄想するに「テレビはつまらん!手慰みが面白い!」と言う感覚は生まれも育ちも雅な魚沼の水飲み百姓に出自があるからだろうと推測している。朝星・夜星・昼は梅干しの生活で繕い物など日常茶飯事かつ夜鍋仕事でもあったのだから、その遺伝子がまだ活きている。姉に帽子を送りつけて大いに呆れさせてしまった。まあ、孤爺はとうの昔に呆けておるが・・・。で、片付け始めていたら絽の生地が出てきてしまって「これで二枚合わせで真夏の帽子!」あーあ、やっぱりまだオハリコムシは寄生中みたいである。

     


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