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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

あたりがあったようだが濁りで見えない

2025-01-29 | 今日は真面目に

 年明けはほぼ災の河原の砂礫掘りを続けている。まあ、例えて言えば「ありんこが遺跡発掘」しているようなもんだけれど送水が滞れば我がフイールド環境は悪化の方向に一変する。前日、帰宅後に探索棒を黄色に塗装した。販売されているままだと濡れた砂礫と区別がつき難く足に引っ掛ける心配もあるので見えやすくしておく気遣いも大切だ。

 さてこの日は前日に探索棒で「あたり⁉」と思えた感触があった場所を掘り進める。掘り進めるに従い水深も深まるので排水の必要が増す。そのために排水路を穿つのは必要欠くべからざる作業で、この付帯作業が本来の掘り出し作業より量が多くなる。排水を円滑にするためには水勾配は必須で探索穴が深くなれば排水路の深さも下げねばならないし、水勾配を維持するためには流路が長くなる。そのうえ、水路に砂礫が落ちないようにするには水流幅の何倍もの幅で側壁を広げなければならない。故に探索穴を掘り下げ、排水路を掘り進みを交互に繰り返しながらようやくこの日、探索棒にコンクリート体と思われる手応えを確信できるところに到達したのだ。水が濁ったままなのでコンクリート面の視認は不可能だったが、素手で砂礫をどかして触ってみると平面になっている。間違いなく取水堰の一部に到達できたのである。

 視認で確認できるようにするには翌日回しにしたのだが既に元の河床より1mも掘り下げているし取水堰の上部に到達できたとしても取水升面は更に30cm下なのである。これ以上掘り広げても取水升を露わにしたまま取水できる環境まで築けない。この河床の埋まり方では個人の努力や力量を超えた世界になる。素手で触れたコンクリート面は堰き止め堤の部分なのか右岸部の擁壁部分なのか判明はしていないけれどこれ以上、掘り進めても取水堰と取水升を維持管理し易い様に露わにしておく構築は無理だろう。個人で出来る事は「ここまで」で所在を確認しただけで後は伏流水が取水升に入るのを「末永くお願いします」と神仏に願うしか孤爺には打つ手がないのだ。まあ、柏手打っても両手を合わせても肩が痛むし・・・。歳は取りたくなくても正月は開けてしまったし動ける間は動くしかない孤爺蟻の世界。

     


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