前日の作業で終わらなかった水域の抜去作業を行う。イネ科の何とやらとカサスゲが主だった植生だがどちらも基盤層まで根を侵入させているから鍬とスコップの使い回しで引き抜いていく。作業開始時には既に30℃に達し熱中症警戒アラート発令したままでの作業だから開始間もなく汗は噴き出るしズボンは泥飛沫に見舞われ顔面も眼鏡も泥パックで美しすぎる孤爺になりそう・・・。
まあ、てなもんや三度笠の結果、ようやく抜去を成し得たのだったがまだまだ先が長く抜去は始まったばかりなのである。抜去を終えほどなくしてヤブヤンマが産卵に飛来した。池の周囲、日陰になる崖地の部分は常時、湿っているので産卵好適地になるのだがカサスゲが侵出して来ると近寄れなくなる。今回「待ってました!」とばかり寄り付いたように感じる。こういうシーンは度々出会うから環境好適地を小規模でも用意しておく事の重要性に思い至る瞬間でもある。汗と泥で文字通りドロドロの姿で帰宅する。楽しみは幸せな瞬間、冷たいシャワーに尽きる。