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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

断水解消への自転車操業は続く

2025-04-28 | 水辺環境の保全

 24日、雨が上がるかと期待しつつ待っていたものの予報通りにはならなかった。60mmほどの降雨があって一息ついたものの断水状態に変わりはなく、時折は小ぬか雨になる空模様だったが取水地整備に出かけた。一旦は道具小屋に立ち寄ってパイプレンチとジョレンを車載して途中、排砂バルブを開放してみると、やはり水は滴って来るだけで通水出来ていない。開放のまま林道終点まで入る。

 この日の作業は放水路の底を掘り下げて取水升までの水深を下げる事だった。ジョレンで流路の底浚いをしつつ砂利を下流に運び浚渫を繰り返したものの一回の作業で数センチの浚渫しかできない。思うようにはかどらないままでも小一時間ほどの作業で取水升までの水深を5cm程度下げる事が出来た。ここで漸く笠型フイルター周りの砂利を手で掃除しておよそ8カ月ぶりに笠型フイルターを外す事が出来たのである。眼前に、と言っても水は濁るから目視は出来ないけれど手探りで升の内部を探ると升上縁まで砂泥で満たされていたのである。

 考えるまでも無く8カ月も升内の浚渫は行えなかったのであるから砂泥堆積は当たり前だったし、つい最近まで送水を維持できていた事こそ奇跡なのである。砂泥掘り取りを想定し、先日に作っておいた柄杓で砂泥を除き始めたけれど長柄では操作性が悪かった。柄が無い金笊で浚渫した方が取り除きやすいけれど、これだと肩口まで水に浸けねばならない。ともかく柄杓もスコップもジョレンも動員して送水管口までの砂泥を浚渫出来たのであった。しかし今回作業での収穫は肩口まで水に漬けねばならないけれど送水管口に手が届いたのでエンジンポンプの送水ホースを挿入できる事になる。排砂バルブは開放状態のまま送水管口を埋めていた砂泥を取り除いた結果、幸運なら一晩で自然通水出来る可能性が出て来た。

 翌日、現地で排砂バルブまでの通水確認が無かったとしても排水路の底を浚渫し下げておき、早ければ翌々日にエンジンポンプによる強制排砂通水の目途が立つ。これで送水管路40m毎にあるジョイントを外し通水確認を行い接続する、の繰り返し作業は行わずに済むだろう。

  


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