トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

*忘れ得ずして亡霊のまま

2019-03-11 | 大震災
          旅路閉め姥捨て村へフキノトウ

          復興へ学徒先出し塵掃除

          また越すや行きつく先は路上なり

          汚染さえ無ければ家族ここで生く

          絵そらごと糧なき復興春砂塵

          死の建屋吞み込む人生宇宙的

          時経てど原発棄民や春つむじ

          釜地獄蓋無き手立て春の海

          釜崩壊家族人生各分裂

          除染不可帰れない郷帰りたい

          老棄民ついの棲家と帰還なり

          自主逃避企業と国が春一番

          星月夜我の御魂の羅針盤

          千三つすらも汚染の国の策

          遺構なき被災地のいま蜃気楼

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