トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

真白きホトケノザ

2019-03-11 | 小父のお隣さん
 フイールドへ行き来する道路端に「白いホトケノザ」があると、今年初めて訪れたSさんが教えてくれた。場所は市道から入ったところだと言う。それで「ピン!」ときたのは、車で通り過ぎる時、小父さん二人が遮光布を被り膝をついて撮影している姿を見てきたばっかりだったのである。

 一輪車のパンク直しをし、取り付け帰る道すがら車を止めて立ち寄ってみた。まさしく「白花」であったが、S先生は「わりと白色花はありますよ」とこともなげに言っていたものの小生には初めての白花である。何株かあるようで道端で目立つ。これではおっつけ盗掘されるのだろうと少々侘しい気分で盗撮してきた。

 たまたま見たのは大震災記念日の前日で「白花のホトケノザ」だったのは何かの縁だったのだろうか…。白の色彩象徴は多々あろうが、こじつけであるにしても小生は寂聴浄化、リセット・スタートなどの意味にとった。ましてや「ホトケノザ」なのであって、小生としては犠牲者の冥福と被災者の元通りの生活を願うばかりである。
 眺めていたら「真白き・・・」で始まる唱歌を思い出した。悼む心持は消えないものであることよ…。

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