トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

自宅なのに追い立てられる・・・

2023-05-27 | 感じるままの回り道
 育雛中はさほどでもなかったのに雛が巣立ってからは警戒が厳しくなって家主の小生にさえ、いいえ、小生にだけ風当たりが強くなった。隣人にはほとんど警戒音程度で威嚇行動の実力行使は行わない。家の出入りでさえ至近にまで飛来しアタックするかのような行動だし窓際に立ってさえ目ざとく見つけては「ククククゥーッ!」と乱舞する。カラスでさえ1mの至近距離まで飛来された事は無いのに「巣立ちの頃の親は大変だなあ」と思ってしまう。

 PCのデスク脇の窓に手摺付きのフラワーシェルフが設置されているのだが当然の事、入居このかた鉢物など置いた事は無い代物だがここにも警戒で飛来してのぞき込む。「それって出歯亀だろう⁉」とつぶやくけれどお構いなしなので親鳥の必至な行動が何ともで、家主でありながら「はいはい…」とコソコソと行動を自粛するしかない今日この頃である。まあ、考えてみればPC前の小窓には出歯亀箱を設置して巣に持ち込む食材を隠れて撮影していた小生だったからお互いさまではある。
 しかし、その当時でも現在でも育雛期はブラインドを閉じたままの環境を強いられている小生の身にもなって欲しい。たまたま今日、ベランダの物干し竿で小生と目が合ったから「これはチャンス」とカメラを取って戻ったのだが既に隣家の屋根に戻って至近撮影できず。
 あまり付き合っていてもストレスを高めるだけだろうし巣立った幼鳥も腹が減るだけだろうし「お付き合い」は断念してまた孤老に戻る事にした。追われて逃げて寄れば威嚇攻撃される小生の人権・矜持・人生って何なんだろう。ウクライナの市民やロヒンギャの人たちと重ねてしまう。

 姥捨て山では決してこんな事は無い。手乗りカエルも腕巻きヘビもいるしトンボなんか小生を止まり台と思っているのに街の生き物は冷たい。無料で十数年、小屋根を使わせているのに信義のかけらもない・・・。その上、その上である。フラワーシェルフの下に奥長の快適1Lの専用巣箱の設置もしてあるのに見向きもしないなんて、なんて非道で礼節を欠くカップルだろうか…。

                  

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