トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ノアザミが咲いたから・・・

2022-04-25 | 蝶の食草園
 ノアザミが花径を立ち上げ始め開花に至った株も出てきた。特に群植したところは立地も良いのか数が見えてきた。五月に入ればノアザミの花盛りとアゲハの群れ盛りが出現するはずだと今から待ちどおしい。種子を採り蒔きしても開花は翌年なので、たとえ群植したとして花壇とは異なる野ッ原だから多少の管理が必要になってくる。

 植え付け時にはネザサの根茎は排除したつもりでも断片から再生するし周囲からは侵入するので適宜、掘り取っていく必要がある。今回はカラスノエンドウが空間を占領する様相を見せ始めたから種子を落す前に抜去した。根元から蔓性の茎を何本も絡ませて這い上がってくるけれど、この時期だと容易に引き抜けるのだ。時期を逸すると葉や茎などに絡まって始末に困るようにもなるし繁茂して覆ってしまう事が一番困る事でもある。

 思っていたより簡単にかたがついて、ついでにカナムグラの伸び出した所やスイバの株などを引き抜いて群植部の手入を終えた。今までノアザミの養成株は野草の中に紛れ込ませて定植していたけれど、刈り払われるケースも多くて損失多数、で群植しておけば多少は免れると思うようになってきた。

 まあ、自然の野草の景観風に誘導してきた年月と労力など入域者には理解できるはずも無く、単なる雑草としてしか見えていないのが折々に観察すると良くわかる。「桜守り」などは良く知られた用語だけれど桜見に繰り出す輩は多くても「桜守り」に思いをはせる輩など居ないのと同じように、「植生守り」や「トンボ守り」が背後に存在しているなど一瞬だって過ぎらないのが農耕民族の遺伝子なのだろう。「環境教育やってます!」なんて団体のスタッフだってそのレベルなのだから。

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