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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

林床のネザサ刈り払い 5段目

2020-11-19 | 今日は真面目に
 拠点、西側の段々は5段連なっているが、フイールドとして入った時はアズマネザサの藪で進入も出来なかった。そこを全稈刈り払ってみたら大樹しか残っていない段々であった。西向きの斜面だけれど南面からの日差しも入るから環境的には良好なのだった。植樹も考えたけれど「ここは自然実生樹の選択的育成地」とすることにしてそれ以来、選択的刈り払いを継続してきた。

 刈り払いの中心は「ネザサ」しかなく半年ほど刈り払わなければシュートは1mは伸びる。さらに放置すれば葉を展開して一段と生育が早まっていく。そんな段々が5段あるから半年ごとに地表を舐めるように、時には勢いの見える株をえぐる様に刈り進めなければならない。すべてが表土だけではなく大石や礫の多い地表もあるから、いきおい刈り刃を左右に振り回す様な操作は出来ず、地表で回している刈り刃を滑らすように移動させないと刃の損傷が激しくなる。
 そんなこんなで、刈り嵩高の割には時間と手間を必要とするのがネザサ刈りだ。晩秋と春先が残す草本や木本への影響が少ないだろうからと実施する時期にしているが、11月でも汗ばんでくる作業でもある。

 この日はいちばん下の5段目を刈り払って時間となった。ネザサの萌芽量が多い事もあるけれど、山萩などの灌木も多く、操作に手間暇を要したためでもある。刈り払い中に1本だけササユリの種子を付けた株を見つけた。既に種子は散布されていたが「良く見つからなかった」と変な感心もある。初夏には10数本確認していたが盗掘に遭っているのだろう。まあ、毎度の事…。

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