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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「ミヤマアカネ」

2020-11-01 | 小父のお隣さん
 フイールド下手、里に下りれば川沿いで目にする機会はあるけれどフイールドでは珍しいのがミヤマアカネだ。既にマユタテアカネとオオアオイトトンボくらいしか飛翔していないと思いつつトンボ池の陽だまりを目指した。ようやく陽が射してきた時刻だったし晩秋の、いいえ初冬と言うべきか斜め陽を受けマユタテアカネの飛翔が見える。

 その中にマユタテアカネと異なる印象のトンボも飛翔していて草叢に降りたのが判った。確認のため寄ってみたけれど発見できず、この時は「ミヤマアカネかなあ」程度の想いだった。しかし自分の中では出現期間は終わっている。水見回りを済ませもう一遍、トンボ池に戻ったら居たのだった。やはりミヤマアカネに間違いなかった。

 後ろ正面から写そうと回り込もうとした瞬間に飛び立たれ舞い上がってしまった。マユタテアカネはこんな避け方はしない。降りてくる気配もなく見失ったのだが2枚はものにしたのだった。
 帰宅してトンボ図鑑の出現期を確認したら11月中は期間内だ。それはともかく小生が見たミヤマトンボの遅い記録になった。まあ、他のトンボも足繁く丹念に探せば撮影できる種も増えるはずなのだが通常の活動の中での出会いともなると時刻も時間も場所も限定なので種の範囲も限定、生物の撮影は付録、余禄、記録、耄碌、奈落落胆てなもんや三度笠。

             

二つ池からの流路の復旧

2020-11-01 | 水辺環境の保全
 二つ池のある棚から棚田部の棚を繋ぐ水路が埋もれてしまっている。言わずと知れた威之志士様の跋扈蹂躙の結果だ。凍結前に復旧させないと越流しての流失被害を拡大させるから重い腰と肩を上げた。
 作業を楽にするためにまずは覆っているカサスゲやミゾソバ類を刈り除いてから水路の復旧作業である。水路両端は丸太で護岸してあるので露出させるに苦労は無いけれど、刈り払った時点ではどこが水路なのか見て判る有様ではなかった。

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 掘った土は林道の法面には戻さず温水田との土手に積んだ。これで林道法面からの崩しを緩和できるし水路からの越流をも防止しやすくなるだろう。
 この掘り下げ過程で大型のヤゴが何匹も現れた。当然種別の判断はつかないけれど、同じ場所から1cm程度のサワガニも出てきた。ヤゴにとってはサワガニは捕食者になる可能性があるのに同居とは少々意外な取り合わせだ。

 水路を露わにした上で、今まで使っていた渡り丸太は撤去して先日に用意しておいた半割丸太を据え付け安全に入り込めるように設えた。
 この半割丸太、伐採地点からトビを打ち込み崖を落し林内を引きずって運ぼうとしたのだが220cmは重くて引けず、結局60cm短くしてようやく曳いて据えたのだった。今度は50年生ヒノキの半割なので10年以上は保てるだろうが、恐らくその頃一帯は藪化しているのではあるまいか、色即是空空即是色・・・。