風倒木の処理が済んで、林床の手入れをしていたら白いものが落ちてきた。
視認する前に竹の葉を鳴らしたから「霰か?」と感じたのだけれど、小さな粒で、期待した雪の結晶は見えなかった。これも「初雪」と言えるのかどうか、観測点で認められなければ時雨なのだろう。
初雪に遭遇すると思い出すことがある。何歳の頃か不明だが、祖父が玄関の戸を開け空を仰いで「何やら白いものが落ちてきた…」とつぶやいていたのを今でも思い出す。
子ども心に「雪なのに雪と言わない」のが不思議だった。
二度わらし孫のわらしと共昼寝
共昼寝早く寝付くは爺のほう
孫の守りオムツの前後身につかぬ
子育ても孫の相手は息が切れ
孫の守りあれよあれれで粥の朝
孫帰る駅から戻る寒き家