「まったく、もうっ!」と言うしかなかった。寒咲き花菜を播種し、一夜明けたら踏み荒らされていた。ご丁寧にも、播種しない部分は踏み込みもしていない。
領有権の主張や行使を強行するつもりは毛頭無いけれど、腹に据えかねるやり口である。周辺を観察しきっているというか、ポット苗を定植すれば掘り出すし、種子を蒔けば踏み荒らすし、「期を見るに敏」とでもいうか「恐れ入谷の鬼子母神」である。
普段、通行している部分や刈り払って草地にしている部分など、歩くのが嫌になるほどの掘り起こし様である。もう「嫌がらせ」そのものに思えるが、ここは「接続領域」も「領有圏内」でもないから「泣き寝入り!」。
帰宅しても腹の虫は収まらない。そこで閃いたのは「アレを使おう!」倉庫にモグラの忌避剤として使った残りがある。クレオソートが主成分の臭い丸薬だ。翌日、ばら撒いたら、整復したままの表土になっている。比較対照に移行浸透性の殺虫粒剤も通路に散布しておいた。こちらも寄り付かなかった。もう「ピース」Vサインである。