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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

巡視は欠かせない

2012-04-10 | 水辺環境の保全

Photo_4  泥水地のオタマジャクシの様子を見に立ち寄ったのだが、最終段の水溜りが干上がっている。上部は水があるから不審に思い、水の流れをたどると拳が入るほどの孔に総て吸い込まれていた。

 これでは水が溜まるはずは無く、車までスコップを取りに戻り、掘り下げて埋め戻し鎮圧した。長年放置した棚田跡なので漏水孔はいたるところにある。

 漏水孔の顕在化は突然で、どことも不明な漏水はいつものことだけれど、それだけに巡視は欠かせない。怠ると、これからはオタマジャクシ、ヤゴ、メダカなど水生生物が全滅する。彼らにとっては原子炉の冷却水が止まったのと同じ過酷事故にも相当するのだ。

 百姓を自認しようとしても実態は単なる「便利屋」なのが侘しい。


*春の兆し

2012-04-10 | 感じるままの回り道

               倒木に圧されミツマタ色を出し

               凍み雪を渡り折り取るネコヤナギ

               雪虫や三山の春運び来る

               土反す地虫追い出す鍬の先


花見はうつむく

2012-04-10 | 感じるままの回り道

Photo_3  ニホンタンポポが生え揃ってきた。でも四割減の花数なのだ。昨年から定期的に草地を利用する人数が増えて半分は禿てしまった。

 特にこの冬は、となりの沢のトイレが使用不能になっていたため、集中して踏圧被害を受けることになった。一昨年は、見事な黄色い絨毯で感激したのだけれど、それを目当てに人出が増えても衰退する。綿毛を飛ばし切るまでは草刈りも控えている身としては残念な事なのだ。

 近くのタチツボスミレの群落も、人が踏み込む範囲の開花は疎らになって、藪の斜面に株がちらほら見える程度になった。市街地は桜が満開、フィールドの周囲も山桜が満開だが、小生の花見は少女趣味で、下向きでするが、すみれとルリソウの混在する群落を発見して感激した。花見は下見、うつむいたままだけど、ウツにはなれない一望戦利(品)。

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