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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

猪の食卓

2011-11-06 | 小人閑居して憮然

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 一念発起して棚田まで脚を伸ばした。田植え以来だから六ヶ月ぶりになる。どの田も水を湛えているが、今にも畦から溢れそうで、早めに改修しないと堤が崩壊してしまいそうだ。

 その原因になったのが猪による耕起である。植生がすっかり失われてしまったほど、丁寧に全面を穿り返してある。そのため畦の高さも失われて田の水面と同じ程度までになってしまった。棚田六枚の堤を補修するのに何日掛かるのか見当もつかない。

 水を落として乾田にしておくのなら別だが、水生生物のリザーブタンクとして機能維持するとなると水を切る訳にはいかない。そして渇水期の冬に手当てをしないで春まで待つと、堤が損なわれる可能性が大なのだ。

 一度は復元・再生させたが、底なしの維持管理が待っていた。水田なのに火の車なのであるなあ!。


風倒木

2011-11-06 | 今日は真面目に

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 思い切って棚田まで行く途中で風倒木を見る羽目になった。活動エリア内で、台風十五号の被害は少ないと聞いていたのだが、トレイル脇では写真の様な有様だった。殆どが針葉樹で落葉広葉樹は見える限りでは30年生一本だけである。

 苦労して処理した北向きの斜面では、また「元の木阿弥」に近いくらい倒れている。それも立ち木に挟まっているから弓なりになっていて、水平方向への反力も生じており、処理は厄介である。ほとんど胸高直径30cm以上だ。

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 拠点近くの大王松の林内も一割程度が倒された。ここの樹は胸高直径50cmを越える大きさだから近寄ると大きさに圧倒される。根張りの部分はダンプの荷台に載らないほどの大きさなのである。脚を引きずり、引きずりして見て回ったが、処理の手間は莫大だけど闘志が湧いてくる。そんな事で、今日の帰宅までの歩数8500歩余り、一万歩は遠い。