蒸し暑さに辟易して天井を見上げれば、何か黒い物体がある。なんと「ムカデ様」だった。今日の最高気温は32℃、室内は日陰だから涼しいのかと思い温度計を見たら34℃をさしている。どういう理由で入り込んだのか知る由も無いが、お近づきにはなりたくない珍入者?だ。
天井では手が届かないし、脚立も使えない身でもほっておく事もできず、結局、松葉杖の先端で押して落とした。ムカデには数回ほど咬まれた過去があり、痛みの程度は十分に知っているから、紙に包んでようやく一息つく。
ここまでで汗ビッショリだ。「シャワーを浴びたのに…」と傷心の思いで洗面所にいったが、再度のシャワーを浴びる気にはならず、清拭で済ました。それでも少しは汗が引く。
若い時、施設職員兼管理人として引越しした最初の夜、腕に気配を感じて目覚めたら、そこには体長15cmを超えるムカデが付いていた。思わず振り払って枕で叩き潰した事を思い出した。多足節生物は好きになれないなあ。