トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

餓死か挑戦か?!

2011-08-05 | 小父のお隣さん

Photo  窓の下に目をやったら、実生のカラスザンショウが丸裸になっている。昨年芽生えたのだが、家の影で日照時間は数時間ほどしかないから成長は悪く、樹高15cm程度だ。

 大きくなれば、棘もあるし邪魔になるのは判りきっているのだが、抜かないで見守っていた樹なのである。葉も一枝に数枚、枝は5本だから葉も20枚未満の幼樹が、全ての葉を食べつくされている。

 食べた張本人?は枝の中ほどにいる。アゲハの幼虫とまでは判るが種類までは判らない。松葉杖で家を回りこんで接近するのも危ないから、窓から見下ろすだけなので、更に判り難い。

 すでに食料は無い場所で、どうするかと翌日も覗いたら、まだそのままだ。周囲に同種の食草はなく、代用品はセリか三つ葉だけだが、それを口にするためには、地表を覆っているアジュガ(セイヨウキランソウ)の海を150cmほど渡らねばならない。体長の80倍ほどの距離である。

 アジュガの葉は、幼虫の体長より大きい。葉の上に降りれば、きっと砂丘の様な存在にうつるだろう。小さなロビンソンクルーソー君、さて、どうするのだろうか。葉っぱの砂丘は、移動するのに2時間は必要だろう。