暑い日も寒いときも厚手の靴下二枚をはかされ、編み上げの安全靴で閉じ込められている我が足君に、今回は本場のバカンスを与えることにした。
いわゆる「足マッサージ」だ。ホテルの別棟のエステ館に行くことになったが、そこで当惑する羽目になった。
実は、靴下や下着は使い捨ての心算で、古くて悪いものばかりを用意していたからだ。今日、はいていた靴下は、両足とも親指が出ていたから、人目に触れるのは恥ずかしい。
そこで、入館する前に素足にしたのだが、素足で運動靴を履いている小父さんをみて「あの芸能人」を連想してくれただろうか。
指定はしなかったが若い娘が施術した。しっかりやってはいたが、経験値と技能の習熟は得られようもないから、眠くなる快感は無かった。でも翌日も足は快適だったのだ。
言葉の通じない異国の地で、言葉の通じない相手と対峙するのはなかなか気を使わねばならなかったから、足は快適だったが小生としてはストレスがあった。
まっ、いい経験だった。全身マッサージを体験してみたかったのだが、肋骨の骨折部分がネックで足だけとなったマッサージ初体験でした。