全国的には5月に公開されていた原恵一監督の「百日紅」ようやく京都で公開されたので観てきました。杉浦日向子さん原作漫画のアニメ化。杉浦さんが漫画家だったということを忘れていました。江戸文化の研究科だと思っていました。24歳の時の作品。そんな若さで描いたとは思えない内容でした。葛飾北斎の娘「お栄」の話で。娘も浮世絵師だったとは知らなかったです。それも北斎の代筆ができるくらいの腕前だったこと。でもどこまでがフィクションなのかわからないですけど。
描く時の喜びや苦しみを一番よく表現出来ている作品は「魔女の宅急便」だと思いますが、それには及ばないものの自分も絵師の端くれでありたいと思わせてもらったので、それだけでもこの作品を観た甲斐があったというものです。