帽子

　帽子を被るようになったのは大学に入って間もない頃だったと思う。　きっかけは多分、姉か誰かに帽子をもらったから被ってみただけだったような気がする。　大学には個性的な人がたくさんいたので、その中で多分あまり目立たないであろう自分のトレードマークにでもなればいいと思い被っていたのかもしれない。お洒落的な意味合いはほとんど無く、その証拠にどんな服装でもいつも同じ帽子を被っていたあの頃。今では外出時には必ず帽子を被る。被っていないと落ち着かない。体の一部と化している。

　これからも被り続けます。