今日は京都市交響楽団の特別演奏会「第九コンサート」にいってきました。今朝仕事場の人に頂いたので、本当に突然なのですが久しぶりのクラッシックコンサートを堪能してきました。
場所は京都コンサートホール。北山にあります。これはエントランスを入って会場に向かうところ。
第九演奏前。
曲目はモーツァルト:歌劇「魔笛」序曲とベートーヴェン:交響曲第九番ニ短調「合唱付き」
やっぱり生で聴くのはいいものです。音の洪水を浴びるようで体中が清められるようです。 第九を聴くと思い出すのが なぜか山下達郎御大の「蒼茫」という曲です。イメージがダブルのです。御大もこの第九の合唱に影響を受けて作ったのではないかと勝手に想像するのですが。
合唱付きとありますが主役は合唱のような気がします。人間の声に勝る楽器はないのではないでしょうか。楽器の発する音と違い声は、特に歌詞を歌うときは何語であれ意味(言霊)にのせて発せられるのでパワーが違います。ソレがまた集団の合唱となると圧倒されます。第九の歌詞の内容も歓喜の詩と題されるように素晴らしい詩なので効果抜群です。確か哲学者のシラーの「歓喜に寄す」という詩がもとになっているはず。
山下達郎御大の「蒼茫」という曲は、その他大勢で一くくりにされてしまうような人々に捧げたものだったように思います。歴史に名を残すようなこともなくただ生まれて生きて死んでいく。そういう世の中のほとんどの一般の人々が合唱という形を借りて主役になれるような曲が第九のような気がします。だからかな。こじつけかもしれませんが。