安佐北区の高陽公民館に、四国五郎の絵がありました。
これまで何回も訪れていますが、初めて知りました。
絵画を通じ反戦平和を訴え続けていた人の絵とは思えない、優しいタッチの穏やかな風景などでした。
受付脇の壁に掲げられていました。
“高陽公民館と周辺の小さな景色たち” というタイトルがつけられていました。
職員の方に、描かれた時代について尋ねてみたところ、
「公民館が建てられた時(S47)か、20年史が作られた時(H4)と思いますが、よく分かりません」
とのことでした。
(描かれている絵の中の安佐北区スポーツセンターの開館は、H4.3.21とのことで、これ以降のようです)
“小さな景色たち“ を改めてめぐってみたくなり、個別に写真を撮らせていただきました。
四国五郎は、広島市出身(生れは、現三原市大和町椋梨)の画家・挿絵画家・絵本作家・詩人で、
昨年3月、89歳で亡くなられています。
今丁度、四国五郎さん追悼・回顧展「優しい視線・静かな怒り」が、旧日本銀行広島支店で開かれています。
“戦争体験や肉親を奪った原爆への起こりを作品に込め、被爆地から発信続けた画家”
といった紹介がなされていますが、
本当は、広島を心から愛し、優しい眼差しをもった、優しい画風の絵を描く人だったようです。
回顧展は、明日(20日)までのようです。時間を作って寄ってみようかと思っています。