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今日の筆洗

2017年09月16日 | Weblog

 一九四〇年の秋、ロンドン郊外の名門リッチモンド・ゴルフクラブのコース上に、爆弾が落ちた。ドイツ軍がロンドンを盛んに空襲していた時のことだ。クラブでは早速、こんな特別ルールをつくった▼<競技中に銃撃や爆弾投下があった場合は、罰打なしでプレーを中断し、避難することができる><爆弾の爆発によりストロークが影響を受けた場合、同じ場所から一打罰で打ち直すことができる>▼空襲で「ゴルフなどしている場合か」となっては、脅しに屈するようなもの。平気な顔で日常生活を続けようではないか…との姿勢を示したのだ▼きのうの朝は、大騒ぎであった。テレビは「ミサイル」ばかり。日常生活を丁寧に生きることの素晴らしさを描いたNHKの連続テレビ小説『ひよっこ』も、吹き飛ばされた▼北朝鮮がミサイルを発射しているのは、ある種の恐怖戦術だろう。電車は止まり、各地で避難訓練が行われ…という姿を見て喜ぶのは誰か、という気もしてくる▼英国の名門イートン校はかつて、生徒手帳にこういう「爆撃・爆破警報が出た場合の対処法」をのせていた。(1)建物が近くにある場合、ただちに中に退避せよ (2)室内にいる場合、飛散するガラスを避けるため窓を開け、カーテンを閉めよ (3)運動場にいる場合は、競技を続けよ。現実的で、ユーモアも忘れぬ。見事な危機対処心得ではないか。