いよいよ夏本番のお天気になって来ました。暑い夏がはじまるゼ~っと「Z」
さて、夏といえば東京茶業青年団も、9月に行われます「全国茶審査技術競技大会」に向けて
選手の練習も始まります。
あ、こんにちは、茶審査技術有段者ですm--m
私も、いよいよエンジンキーを回し、フェラーリばりの排気音を轟かせ始めたところですが、
地元の夏祭りのイベントブースに天下の「伊藤園」がキャンペーンを行っていました。
「ちゃかぶき~体験しませんか~?ちゃかぶき~体験しませんか~」
「何?茶歌舞伎?よし、まあ、ここはプロとして隠してる爪でも見せちゃおうか」と、参加費500円を払い入場。
ブースでは茶歌舞伎に関して、浴衣のお姉さんが説明している模様。
「お姉さん、よく見てなさい、これが本物の茶歌舞伎やーー」と心で思い、着席。
その圧倒的な思いに気圧されたか、お姉さんは奥に。。。
奥から来た中国人の社員さんが進行してくれました。
中国人ですが、日本語はすごく上手で、茶歌舞伎の説明もわかりやすい、また話しやすいので、中国茶について聞いたりしました。
お茶は4種、花鳥風月。煎茶・抹茶入り玄米茶・おーいお茶・ほうじ茶です。
まあ、余裕のよっちゃんイカです。なぜなら、私は、何を隠そう、有段者です!!(2回目)トーシローとは訳が違います。もう、北斗の拳で言う、ラオウですね。
「1杯目、飲んでください、花でーす」
「んん、やけに味も色も濃いな、抹茶入りか?」
「2杯目、鳥デーす」
「あ!こっちが玄米茶だ!しかし、煎茶、やけにおいしく出たな、あの茶葉で・・・」
「3杯目、風デーす」
「ん~、香ばしい火の香、水色も赤い、ほうじ茶だな」
「4杯目、月でーす」
「あれ、こっちがほうじ茶だ!、え?さっきのおーいお茶??」
正解発表、素人様、全問正解の人多数。
私は・・・ちょっと。
(「ちょっと」とは茶歌舞伎の際に使う用語でゼロ点のこと。ちなみに満点は「皆点(かいてん」といいます。
最後に入れ替えてはダメというルールは言ってないので(正式なルールを知ってるくせにこの言い訳!)
素早く入れ替えて、全問正解に細工。中国人のスタッフから「スゴイデスネ!さすがお茶のプロ」と言われ、
人目を忍んで店に返り、東京都のお茶の組合が発行している「私たちは、お茶のプロです」という中尾彬さんのポスターの
写真の中尾さんの目に画びょうを刺して、自己を見つめ直しました。
最後に、お土産等々もらいましたが、お茶の説明のパンフレットが英語メインで書かれていました。
外国人を完全に意識したキャンペーンで茶歌舞伎で楽しませるとは、これが伊藤園のやり方かーーーーー
おわり
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます