恋人は日本茶☆東京茶業青年団

もう日本茶しか愛せない東京のお茶屋若旦那衆「東京茶業青年団」の恋人(日本茶)を紹介する日記です。

第62回全国茶審査技術競技大会が開催されました。

2015-09-25 15:53:46 | Weblog

本日の本経済新聞の「春秋」に、中島敦の「名人伝」が引用されておりました。

中島敦は「山月記」でご存知の方が多いかと思いますが、

この「名人伝」は、その反対にあり、物事を突き詰め、悟った人の物語です。

 

日本では、剣術や弓道を、また茶道も禅の精神を表した「剣禅一味」「弓禅一味」そして「茶禅一味」という言葉があり、

究極は一つの精神なのでしょうが、この「名人伝」では、弓の名人が「不射の射」最期には弓すら忘れる境地を描いています。

さて、去る9月19日に鹿児島県の茶流通センター「ちゃぴおん」において、

第62回全国茶審査技術競技大会が行われました。当日は、全国各地区団から厳しい地区予選を勝ち抜いた約120名の選手が集まり

お茶の鑑別競技が行われました。詳しくは当組合ホームページをご参照ください→闘茶会の様子

 

レベル3の桜島、穏やかです。

結果から申せば、東京茶業青年団は団体で4位と1点差の僅差の5位、1位との点差も大きくはなく、非常に接戦だった

手に汗握る大会であったということが言える結果だったと思います。

 

来賓の方々の祝辞も心に銘記すべき、素晴らしいお言葉を頂き、全国茶業連合青年団の森団長も

「この技術を消費者の方々に伝えるために手段として活かしてください」的な挨拶があり、

(すいません、一言一句正確ではありませんが、このような大意であったのは間違いありません)

 

東京茶業青年団の選手の方々の成績を鑑みるに、全国でも十分に胸の張れる成績に、

より一層大消費地・東京の消費者の皆様にお茶の素晴らしさ、魅力をお伝えできる一流の技術は

あるものと確信を致した次第でございます。

 

(懇親会の様子)

全国大会も終わったこの上は、お茶の東西も忘れ、茶期も忘れ、品種も忘れ、(お茶は忘れられませんが)

技術も忘れ、「名人伝」の如く、ただ、消費者・お客様とお茶を通して、楽しんで

喜んで頂ければ、まさに「茶禅一味」「名人」の境地に近づくのではないかと、

感じる今日この頃です。

 

一歩一歩の修練には、良き師の存在が必ず必要です。

今回もご指導頂きました、諸先輩方に厚く感謝をして御礼申し上げたいと思います。

ありがとうございました。

 

とはいうものの、名人なになるまでは、更なる精進に次ぐ精進が必要ですので、

勝手に「名人面」しないように、気を付けるずら~!

 

 

 

 

 


「激やせとか言われてる場合じゃない」

2015-09-08 13:38:39 | Weblog

僕が学生の頃、「大人の女性」と言えば、川島なお美だった。

 

ご病気でだいぶ痩せられてしまったが、元気な姿はやっぱり川島なお美だと思いました。

 

そんな川島なお美さんが、代名詞ともいえるシャンパンについて、

 

「一生分飲んだので、量を飲まなくても見ただけで味も品種もわかります」と、インタビューに答えられていました。

 

ただいま、闘茶会絶賛練習中の東京茶業青年団員選手の皆さんもきっと思われるでしょうが、僕も

 

「飲まなくても見ただけで味も品種も分かればいいな~」と、つくづく思います。

 

品種がわかれば・・・、品種が。

 


全国茶審査技術競技大会、迫る!

2015-09-05 10:59:50 | Weblog

今月19日に開催される、年に一度の若手お茶屋の「天下一武道会」

 

「全国茶審査技術競技大会」がいよいよ間近に迫ってまいりました。

 

全国各地区団から選抜された精鋭約120名で催されるこの大会、

 

今年は桜島の噴火で話題の鹿児島県で行われます。

 

各団とも、練習に余念がないと聞き及んでおりますが、当、東京茶業青年団も

 

知恵の出された練習で、皆、真剣そのものの練習会が行われています。

 

 

お茶の判別は、とても難しく、見た目だけでも迷わされますし、味でもブレが生じます。

 

一番確かと言われる香りは、香りをとるタイミングで違い(熱いか冷めたかなど)、

 

不安定な中で本質を見分けなくてはなりません。

 

最後は考えるな、感じろ!」の世界かもしれません。

 

サントリーウェルネス「セサミン」のネットCMを見ました。(CMは9月6日まで)

 

サントリーウェルネスCM

 

「私は33歳です」と3人の女性が出てきて、一人がサバを読んで40台で、それを当てるゲームがあります。

 

だいたい、CMの趣旨から「この人だろ~」とは、思いますが、山勘ではいけません。本質を見るのです。

 

僕は、目を閉じました。見た目にとらわれず、なにか33歳ではない何かがあるはずだと・・・

 

そうです、きっと声質が30代と40代では違うはず、声帯のわずかな違いを聞き分けるんだという気概。

 

結果、当たりました!

 

僕は、声に40代を「感じ」ました。

 

この調子で、本番当日も「感じて」成果を上げたいものです。

 

おわり