![芸能人格付けチェック ~一流芸能人に「和」の常識はあるのか!?スペシャル~](http://www.asahi.co.jp/kakuzuke/20170404/img/logo.jpg)
昨日、人気番組「芸能人格付けチェック」が放映されました。
フッと、目をやるとそこには「おいしいお茶の淹れ方」というタイトルのチェックが。
自称「私たちはお茶のプロです」の東京都茶業組合青年団の末席の私としても、チェックをチェックしなくては、と
大画面100インチー88インチのテレビ画面を見ていました。
ムムム・・・
姉さん事件です。
説明は大まか我々と大差ないのですが、随所に違和感が!これはアハ体験の練習だろうか、という感じで。
これは、真相を解明しなくては!「じっちゃんの名にかけて!!」
まず。湯冷ましの段階から茶たくには置かない。
テレビでは、湯呑に湯冷まししてる時に茶たくに置いていた。これは最後にお客様にお出しする時におくので明確に間違っている。
茶たくはコースターではないので、お客様に出す前に糸尻(湯呑の底)拭いて、茶たくにおいてお出しします。
湯冷ましから茶たくに乗せてたら、茶たくがぬれたりして、ね~。
次に、専門家的な先生(ワイプ画面でしゃべってる)が、「茶葉」をちゃば、ちゃば言っていました。
言葉は変化するので、鬼の首を取ったように言うのも何ですが、我々は外部に発信する時は、極力「ちゃば」とは言いません。
これは、「重箱読み」という和漢混合の読みなので、お茶の世界「和」の世界では、和語で読むのが良しとされています。
なので、「お茶の葉」と呼びます。「茶葉」を使いたい時は漢語で「ちゃよう」と言いますが、これは言いにくいし、わかりづらい気がします。
最後に、30秒から1分蒸らす、とありましたが、確かに目安としてはありますが、
飲むお茶の種類、例えば深蒸し茶か煎茶か、ほうじ茶かでも全然違います。ガクトは「薄いのが好きだから30秒」と言っていました。
専門家も1分以上置くと苦み、渋みが出ると言ってましたが、そもそもその味を抑えるために、70℃で淹れているので、
1分すぎたら、急に苦み渋みが出てNGということは全くないと思います。まあ、好みですけど。
以上の番組としての正解を、ガクトが忠実に再現していたので、ねー、(忖度)
ま、バラエティーなのでとやかくそこを言うこともありませんが、淹れ方に関しては気になったので
一応「私たちはお茶のプロ」なので。世間の偉い人に見つかったら、僕も干されてしまうとビビッて、タイトルも「無題」にしました。
あ、そうそう、テレビでは「おいしい日本茶の淹れ方」という題名でしたが、「日本茶のおいしい淹れ方」でしょうね、きっと。
最後に、お茶の正解の淹れ方で使ってたお茶、お茶の湯呑に注がれた色味を見ましたが、きっと100g400円程度のお茶でしょうね。
渋みが強そうな雰囲気だったので、僕ならあのお茶でしたら、80℃~90℃で30秒くらいで淹れますが。
なぜなら、自称「私はお茶のプロ」ですから!![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_tehe.gif)