恋人は日本茶☆東京茶業青年団

もう日本茶しか愛せない東京のお茶屋若旦那衆「東京茶業青年団」の恋人(日本茶)を紹介する日記です。

ひと足お先に忘年会@2008

2008-12-11 18:17:25 | Weblog



今年も早いものでもう12月ですね。

今年も世間においてもいろいろな事がありました。

またお茶の良さというものも、クローズアップされた年でもありました。

そんな今年を振り返って、ちょっと早めの忘年会が先月行われました。


東京茶業青年団のメンバーも、本業はもちろんお茶屋という商売をさせて頂いているので、

お客様のご迷惑にならない11月に早くも、振り返るわけです。


昨今は流行語にもなった「アラフォー」などでもわかように、地球は女性で回っています。

そんななか男性のみで行われる忘年会。どうしたら素敵な女性達がスタイリッシュに

お茶を飲んくれるのか?どうしたら、奥様方にお茶の良さをお分かりいただけるのか?

議論は尽きず、なかには「朝まで生テレビ」のように早朝まで舌戦したメンバーもいたとか・・・


来年も、母の日キャンペーンや各種イベントで、お茶の良さをわかって頂くべく

一生懸命やらせて頂きますので、ぜひとも今後とも御要望などございましたら

何なりとお申し付けください。

宜しくお願い致します。




・・・やっぱりお茶を贈ろう

2008-12-07 18:40:12 | Weblog



「仏の顔も三度まで」

みたび舞野です。もういいか加減に空気読め!というお声が聞こえてきそうですが、

一応3部作完結編です。


昨今、経費の削減や不況のせいか<御歳暮>を送る人が減っているようです。

80年代はお茶や海苔が進物の花形だったようですが、今はビールや洗剤など

送り先の好みに合わせた実用的なものが多いようです。


「贈り物にいまさらお茶なんて・・・


セイセイセイ~

お茶は古いかも知れません。急須を持ってない人も多いかもしれません。

でも、それよりもお茶を贈るということは、実はそれよりももっと

<心>を贈る<気遣い>を贈るという意味あいもあるそうです。


閑話休題

以前、お話した園子、いやその子。

数年ぶりに会ってきました。

会うのはここ10年で2回目。

友達と呼ぶにも図々しいくらいですが、全然変わってなくて、

言いたいことや、近況、大変だった経験などを話し合って、あっという間に

時間が過ぎ、またお互いの生活に戻っていきました(注・一対一ではなく数人です。)


とても楽しかったと共に、少し切なかった・・・

色々、まったく違う環境、違う経験、違う楽しさを、違う苦しさを感じてきたのでしょうが

僕の中にあの時と変わらない心がありました。


好きとかそういうのではないんですが、なんなんでしょうか。


以前、お茶のお勉強でお寺の住職の話を聞いたことがあります。

「窓の外を見て、山は山。川は川。」こういう風に見えるのは、普通の人だそうです。

同じものを見て、「山は山ではない、川は川ではない、全てはひとつ」と見えるのが

仙人クラスだそうです。では悟った人は「山を見たらそれはやっぱり山である。

川をみたらそれはやっぱり川」見えるそうです。


さっぱり、意味が分かりません。


でも、園子を、いやその子を見たとき「やっぱりその子はその子だった」と感じました。


なにが言いたいのかさらに分からないですが、要は、お茶を贈るということは、

自分自身の相手に対する、「変わらない気持ち」を表しているものだということです。

それは、相手を思いやる気持ちであったり、相手の健康を気遣う気持ち、相手の幸せを

願う気持ち。きっとお茶以外にも贈る人はそういったことを考えられていると思いますが、

お茶にはそんな意味合いもあることを頭のどこかに入れておいていただければ幸いです。


最後に、これにピッタリ?のお茶の言葉を思い出しました。

「茶心不二」(ちゃしんふじ)←たぶん富士山と掛けたんでしょうが・・・

解釈(お茶の心はふたつとない、ただ相手を思う気持ちのみ)


やっぱり、今年はお茶を贈ってみませんか???


お近くのお茶屋さんはこちらから↓↓↓


東京都茶組合加盟店

僕の隣には誰も居ませんが、人と人の間にはいつもお茶でした。

2008-12-01 18:36:17 | Weblog
こんにちは、マイノですm--m


昨日の日経新聞に「田螺山遺跡(でんらさん)で6000万年前の最古の茶畑発見か?」という記事が掲載されておりました。

お茶のお勉強をすると一番最初に出てくる歴史が、伝説上の話としながらも、

神農帝が、山野を薬草の研究で分け入っていた際に、72もの毒に当たったのを

お茶で解毒したというものです。

神農帝は、日本では<薬師如来>としても有名で、東洋医学の祖・漢方の祖とも言われております。

この神農帝が表したといわれる「神農本草経」には<上薬・中薬・下薬>というものがあり、

上薬、一番いい薬とは「三度の食事」といわれ、中薬は病気を予防する薬、

下薬は、病気になったときに飲む薬、だそうです。

最近は「食育」という言葉をよく耳にしますが、

正しい三度の食事とお茶!(お茶は外せない!)が一番健康のいい薬だと、

神農帝はきっと言われているような気がします。


6000年も前から食卓にお茶があるなんてちょっと不思議ですね☆


ちなみに、これも伝説とも言われますが、神農帝の前の皇帝、伏儀(ふくぎ)皇帝といい、

占いの八卦(はっけ)を作った、易学の祖といわれ、神農の次を黄帝(こうてい)といい、

この方は、漢民族の祖といわれております。

この黄帝は、本物の先生を訪ねて、72もの先生を尋ね歩いたという逸話もあります。


数字の「9」が天を表し、「6」が地で「96」といったら天地間のものすべてという

意味があるという例えから、この72という数字にもなにか意味があるんだと思います。


どなたか教えてくだされば幸です。


そんなこの上記お三方を「三皇」といい

次につづく尭帝(ぎょうてい)など5人の方を「五帝」というそうです。

この方々が治められていたすばらしい時代を見習って、

「三皇五帝」のような世の中にしたいということから、一番上の人を「皇帝」と呼ぶようになったとか・・・


何はともあれ、お茶の起源をめぐるロマンは、解明されればされるほど

だんだん大きくなる一方です。

ただひとつ言えることは、人の歴史のそばには、ずっとお茶があったという事実です。


そんなことに思いをはせながら、ゆっくりと飲む一杯のお茶・・・

何気ないお茶がなんか素敵に感じませんか


僕も、クリスマスイブにはお茶を頂きながら、ゆっくり目を閉じて、悠久の時を

感じたいと思います。お茶がしょっぱくならない程度に・・・