恋人は日本茶☆東京茶業青年団

もう日本茶しか愛せない東京のお茶屋若旦那衆「東京茶業青年団」の恋人(日本茶)を紹介する日記です。

福よ来い!

2010-01-25 17:28:48 | Weblog



お茶の歴史をひも解けば、人類有史以来のなが~いお付き合いになりますが、


この「福茶」というのも、日本では古いお付き合いになります。



【福茶の由来】

福茶の始まりは、千年の昔、62代村上天皇の時代に諸国に悪疫が流行したそうです。

祈祷もあまり効果が無く、そこで空也上人十一面観音像を作り、

車に乗せて自ら洛中をひいて歩き、観音様にお供えしたお茶に梅干しを入れて

病人に施し、その結果だんだん疫病がおさまっていったことから、その徳にあやかって

村上天皇が毎年元旦と、節分には必ず飲むようになったというのが始まりとか・・・


このお茶に梅干しをいれたこれを「王服茶」や「大福茶」として庶民にも伝わり、

現在ではおめでたい席でも用いられるようになりました。





梅干しはイメージできますが、この頃のお茶って、どんなお茶なんでしょうね


何はともあれ、まもなく節分。


悠久の時間に身をゆだね、ゆっくりと頂くのもまた、日本人としての

粋な時間のすごし方ではないでしょうか


寒暖の差が激しいこの時期、是非ともご自愛下さい

謹賀新年

2010-01-04 14:47:15 | Weblog
新年明けましておめでとうございます


本年も皆様にとりまして素晴らしい1年になりますようにお祈り申し上げます。


昨年は、茶業青年団の「茶業」を取り巻く環境も、

非常に大きく変化してきた一年だったような気が致します。




右往左往・・・




お茶の世界の言葉に




「青山元と動かず、白雲自ずから去来す」





というものがあります。



山が雲にさえぎられる時、雨の時、また晴れの時、様々ありますが、


山は山でその場から動いておらず、悠然とそこにあるだけです。




様々環境は変化し、お茶を取り巻く雲はいろいろありますが、

お茶そのものの素晴らしさや、おいしさ、私たちの情熱は

決して動くことがありません。


そんな思いを胸に、今年は、「お茶のよさ」をたくさんPRし、

そして大きな目標や現実的な目標(9月あたりの・・・)にも

向ってがんばっていきたいと思っております。




本年もよろしくお願いいたします。