秋の風が感じられるようになった、9月27日。
東京都茶業組合において、恒例の<東京都優良茶品評会入札販売会>が行われました。
まず感動したのが、今回の出品茶を入札した方には、
のぼり「旗~はた~」がプレゼントされます。
そこには「お・も・て・な・し・日本茶」とありました。
いい流れに便乗して、早速活用するこのフットワークの軽さというか「お客様に喜んでいただこう」という精神が素晴らしいと感じました。
なにかと、古い体質などと言われることが多い業界において、この感覚に明るい未来を感じました。
さてさて、この品評会は、青年団もお手伝いを要請され、一部始終を見ているものとして、
どういう格付けがなされ、どのように売れていくかを見れる興味深い販売会です。
そして、見ていて思うことは、格付け順位と入札価格が必ずしも同じ曲線ではないということです。
イケメンに例えると、日本人の18歳~25歳を対象としたイケメンコンテストか、
世界から集まった、15歳~60歳までのイケメンコンテストか?ということかと思います。
世界共通のイケメンは上位にきますが、あとは好みの問題も大きくあるということです。
イタリアのちょい悪親父が好きな淑女いれば、アジアのスターのようなタイプが好きなマダムもいるということです。
ちょい悪もくせがあるので、ランキングとしては、下位に来ていても、好みの人がいれば人気が出る=値がつく、ということになります。
また、入札は「お客様に喜んでいただくお茶を仕入れる」ことが目的です。
自分のお店のお客様の好みを考えて入札するので、「どうしてもこのお茶を飲んで頂きたい!」と思えば、採算度外視で強気で(高値で)落としに行きます。
というように、お店によって様々な入札が行われ、もちろんどれをとっても同じものはありません。
また出品するお茶の業者さんも、「東京の皆さんにオラのうまいお茶を!」と気合を入れて、特別なお茶を出品して下さいます。
入札販売会が行われたばかりですので、まだ店頭に並ぶまでにはもう少々時間がかかるかと思いますが、
是非ともお楽しみにお待ちいただき、次のお茶も最寄りの 東京都茶協同組合加盟店をご用命ください☆
(尚、入札の関係で数に限りがある場合や、取扱いがない場合もございますので、まずはごひいきの店舗にお問い合わせください)