毎年行われる、全国連合青年団主催の茶審査技術競技大会は、茶業者、プロの大会として、
青年団でも研鑽をさせて頂いておりますが、それとは別に、今回日本茶インストラクターの
茶審査技術競技大会に行ってまいりました。
闘茶会は、緊張した中でお茶を拝見するいい機会でもあり、その中でも<茶歌舞伎>(浸出液による生産地判定)は、
たくさんの方々のご協力、設営なしには体験できない大変貴重な競技種目です。
ということで、静岡市にある静岡茶市場に勢い勇んで乗り込みました!
私、いち団員は、先輩方のご教示むなしく、毎回<品種判定>と<茶期判定>に大変な
苦手意識があり、今回は重点的に克服する目標を立てましたが
結果、この茶期別で人生初の「皆点」(全問正解)を経験し、品種も4点(5点満点)で、
好調な滑り出し。ついつい「私はお茶のプロです!」と東京都茶業組合のキャッチフレーズが
口をついて出ましたが、その口も後半、チャックをせざるを得なくなりました。
茶歌舞伎は、一般のインストラクター、アドバイザーさんと比べ、練習はしているので、
「ある程度は・・・」と思っておりましたが、ふたをあけたら正解率が7割弱
成績をみたら、隣のきれいな女性日本茶インストラクターさんの後塵を拝していました。
アカデミー賞受賞のように、高得点で栄誉に浴し、「これもひとえに東京茶業青年団の先輩方の
ご指導のおかげ様です」という、コメントまで用意しておりましたが、
それも会場から帰りの駅までの道筋に、涙雨とともに流して、安部川の流れに任せてきました。
茶業者の大先輩ですら、「新茶の時期はいつも新入生の気持ちだ」と、おっしゃられるくらい、
お茶は奥の深いものですが、その真髄を少しでも感じられるように、
一歩一歩精進してまいりたいと思います。「私はお茶のプロです!」と言える日まで・・・