11月20日、東京は新橋・汐留にあります、東京茶業会館内「東茶協ホール」におきまして「第66回 東京都茶業組合茶審査技術競技大会・理事長杯」が開催されました。
今年も、組合理事長、総務部長、調査部長にもご列席頂き、青年団のOBの先輩方にもお手伝い頂き、選手も身の引き締まる思いながら、初参加の方々など入り混じって緊張感と楽しさの中で大会が行われました。
今回の審査科目は、5種5煎(茶歌舞伎)の合計25点、一本勝負で栄光の理事長杯カップを目指し競います。
今回は「魔の休憩」時間が入り、3回目を終わった時点で10分の休憩、その後2回が行われますが、
この休憩が今回の波乱でした。前半ほぼノーミスで入っていた選手曰く、後半は「これ初めてのお茶?」というくらい
印象が変わっていて、いやもしくは変わってないかもしれませんが、集中力をいったん解くとこうなる、という
大変貴重な経験を皆さんされたように思われました。
お茶自体も5種類とも似かよった難易度の高いハイレベルな競技会になりましたが、そんな激戦のなか、下記の方々が見事に優秀な成績を収められました。
「理事長杯」
優勝 ☆ 加藤 伸之 氏 (福本園)
準優勝 ☆ 髙橋 淳一郎 氏 (清風園)
三位 ☆ 大澤 一貴 氏 (大佐和老舗)
また、今回も将来有望かつ、基準以上の成績を収められた方に
対して贈られる<萌芽賞>には、
長谷川 茜 氏 (茶の君野園)
が受賞されました。
支部賞は
下谷支部
が受賞されました。
日頃の成果・実力が発揮された方、うまく噛み合わず不本意な結果の方もいらっしゃったとおもいますが、
本年も非常に僅差の激戦で、東京の皆様のレベルの高さ層の厚さが窺い知れる大会になりました。
そして、今回は当組合理事長より、茶業者の基本のキである「拝見」(お茶を審査する)時の、
マナー、ポイントをご教授頂きました。茶業者は、どちらかというと「教えてもらう」というより、
「見て学べ、真似しろ」の世界なので、なかなか共通認識としての共有が出来ていない場合もあるかと思いますで、
これを機会に、我々も紳士的な、ジェントルマン審査が標準化されるのではないかと思います。
最後に、この場をお借りいたしまして、設営下さった東京茶業青年団OBの諸先輩方
また今回はお手伝い下さった方々に御礼を申し上げます。
ありがとうございました。