今更ですが、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。
昨日は、成人式でした。街中には、きれいな和服を着た男性女性が歩いていて、寒々しい季節が華やかに感じられました。
毎年、成人式に新聞広告欄にサントリーが作家の伊集院静さんのエッセイを掲載しています。
個人的にはそれを見るのが楽しみです。(よろしければどの新聞にもあると思います、1月14日朝刊です)
「大人とは?大人になるとは?」という熱いメッセージに、一足先に大人?になった自分にも感じるものがありました。
20歳の頃、「こんな大人は嫌だ!」という明確な偶像があったような気がします。
あれから何十年。この明確な偶像があったからこそ、その方向に来てしまったのではないかと思えるほど、
そんな大人になった気がします。いやむしろ、大人になっていないのかも?そもそも大人って・・・
という、まさに伊集院さんのエッセイに問いかけられているおっさんがいます。
日本茶の世界も大人に似ています。
なかなか、答えが見つからない。あの頃わからなかったことが、ますますわからなくなっている感覚です。
知識を得れば得るほど、本質から離れていくような・・・
茶道の中の言葉の解釈に「最終的には極めることは出来ないかも知れないけど、それでも極めて行こうという心が大切」というものがあります。
お茶も大人も、そうなれないかも知れないけれど、こうありたいと思い続けることが大事なのか。
ま、答えは2019年の風に吹かれていると信じて!
本年もよろしくおご指導をお願い致します。