「暑さ寒さも彼岸まで」
この時期のお茶屋さんはまさに「此岸(しがん」、苦しみの娑婆世界にいます。
なぜか?
お茶は、体に良い。あたたかいものは内臓に良いと言えども、
ついつい、のどに爽やかな飲料が欲しくなります。
お客様あってのお茶屋。こう炎天下ですと、ご来店のお客様も、いつもよりは少し遠慮がちなシーズンです。
「此岸」とは、サンスクリット語で<サハー>というらしく、意味は【忍土】だとか・・・
「耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍ぶ」世界とは、ここ、「此岸」です。
そんな中、先日7月21日・22日の両日にわたって、第45回「東京都優良茶品評会」の審査会が行われました。
東京都優良茶品評会とは?↓↓↓
東京都優良茶品評会審査会(第44回のレポート・当ブログ)
本年も、非常に高品質なお茶が3部門に出品され最上位は「華の部」、次に「誉の部」「香の部」と続き
華の部の一等一席には「農林水産大臣賞」が与えられ、他も様々な機関の賞が本年も決まりました。
この出品茶は、毎年同じではありません。やはり、その年の傾向というか、今年の【風味】があるな~と、
審査をお手伝いして、横から盗み見ているなかでも感じます。日本の今年1年の気候を愉しんで頂戴する、
というように、味の違い、香りの違い、出来栄えの違いはとても楽しいものです。
「頭を回せば、これ彼岸なり」
こんな季節ではありますが、こんな素晴らしいお茶が9月には入札会が行われ、
お客様方のお手元に届き、お喜び頂けれる姿を想像しただけで、気持ちもワクワクしてきます。
「禍福はあざなえる縄のごとし」
この暑い夏が、より一層受賞茶を熟成させ、皆様方にお届けできることを、楽しみに致しております。
ちなみに入札会は9月中旬ですので、お客様のお手元に届くは、早い店舗で9月下旬になるかと思います。
このお茶は「東京都茶協同組合」加盟店のみで買えるお茶ですので、予めご了承ください。
お近くの「組合加盟店」