「塩対応」（ファンなどにそっけない態度などで接する）で有名な、＜ぱるる＞こと、AKB４８の島崎遥香さんですが、
アイドル＝愛想がいいなどの常識（おじさんの）覆す、不思議な存在です。
どーしても愛想がないアイドルって、
ちょっとがっかりしてしまうのは、もはや時代遅れなのかも知れません
さてさて、それはさておき、お茶の世界でも新プレミアム日本茶「遥香」というものが出たと、ネット上の広告で知しりました。
かなり大々的に宣伝しています。また選んでいる茶匠は、全国大会に行ったことのある青年団員はよく知ってる方だと思います。
この商品、どんな商品か少し考えてみました、4Pにあてはめて。
〇Product
ラインナップ/八女産・玉露と抹茶の高級日本茶
デザイン/ ハイセンスな化粧品のような透明感のあるもの
特長/新技術によりいつでもどこでも本格的な高級なお茶が楽しめる
茶匠/実績抜群の実力派の茶匠を起用した本物感
などなど
〇Price
1本500円の高価格帯（対日本茶では）
またギフト展開しやすい2000～5000円台の詰め合わせラインナップ
などなど
〇Place
販売場/インターネット（即時発送とのこと） 高級百貨店・高級スーパー
海外へも対応 などなど
〇Promotion
有名歌舞伎役者起用、ネットでの大々的なAD、
ブロガー募集など口コミ展開 などなど
（分析？は甘いので、ご指摘をお願いします）
以上のことからも、ターゲットは、
〇富裕層の買回り品（パーティーなど）
〇ギフト市場、
〇高級茶ブームの海外市場（急須を持たないで高級茶が楽しめるので）
多くの東京都の茶店舗は
〇日用の買回り品
〇ギフト（盆暮れ正月）
〇お土産（海外やプチギフトなど）
〇卸業など
ではないかと思います。
そして、我々のお茶は様々な審査でも高品質という結果はもちろんですが、
プレミアム感を出すこととしては、買回り品のグレードアップが主体になるかと思います。
もちろん、お茶の葉と新技術でおいしく液体となったものとの違いは大きいと思います。
この「遥香」は新しい、そして既存の市場を開拓していくとおもいますが
一番重要なことは、もし、石田三成がこのお茶を秀吉に鷹狩の帰りに献上したら
どうだったか？という点にあるかと思います。もちろん時代が違いますので、
ビールやエナジードリンクだったらもっと喜んだかもしれませんが、
高級茶を急須で淹れた時の漂う香り、ちょうどいい温度で口に含んだ時の
広がるうまみ、体内に入った時の癒される心地は、なかなか文字には起こせません。
我々、東京茶業組合加盟店のお茶は、そんなお茶であり、そうのんで頂けるように
お客様と会話しながらお茶の販売をさせて頂いております。
東京都優良茶品評会の入札会も終わり、もうすぐに、優良茶と呼ばれる
高級なお茶が、組合加盟店の店頭に並ぶかと思います。
液体で販売される高級茶もきっとおいしいかと思いますが、是
非一度本物の高級茶をお試し頂きたいと思います。
組合加盟店の店員は、「塩対応」ではなく「神対応」を心がけておりますので・・・
